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クルマ

クルマの安全運転と運転技術向上テクニック【市街地編】

2017年1月3日

目次

はじめに

ども!shigeponです。

今回のエントリーは車の安全運転技術についてです。
とは言っても、内容はほぼ初心者用の記事と思われがちですが、ベテランドライバーにも是非是非読んで欲しい記事の内容に仕上げました。

 

自分は高校卒業と同時に運転免許を取得し、その1年後に自動二輪の中型を取得。学生時代はクルマの維持費を稼げずに250ccのバイクが主な移動手段でしたがバイト先で車の運転も任されていた事もあり、運転歴は25年程になります。
20代はS13シルビアで峠を攻めていた若かりし頃もあったりと、クルマは私の相棒のような存在。現在に至っても生涯現役の走り屋のつもりですが、御年40際とちょっと。若い頃のような無謀な運転はしておりませんのでご心配無きようお願いします。

現在私の住んでいる街は地方在住という事もあり、クルマが無ければ生活が出来ないほどのレベル。仕事用のバンと自分の愛車を毎日交互に乗っています。

そんな私が、何故このような記事を書くに至ったか........。
最近、周囲を走るドライバーの身勝手な運転に仕事中イライラさせられる事が日に日に多くなってきました。
先日も家族旅行で300km先の温泉地へ長距離の移動にクルマを使いましたが、高速道路でも え〜〜っ! と思わせられる運転に度々遭遇。皆さん自分の運転にかなりの自信がお有りのようとも思われる素晴らしい運転を披露して下さっていました。

そんな状況を垣間見た結果のエントリーです。

ちょっと長いエントリーとなりそうですが、興味のある方はどうぞ最後までお付き合いください。

 

常に周囲の状況確認

皆さんは運転中にバックミラーを何回見ますか?

上手なドライバーは、常に周りの状況に応じた運転をします。
例えば、手前の信号が赤の時、自車は減速をしなければないですが、後続車がいる場合ブレーキを掛けるタイミング、ブレーキを踏む踏力(とうりょく)、ブレーキを掛けて停止するまでの距離に配慮しなければなりません。また、その後続車が自車に対してどのくらいの車間距離を取っているかもバックミラーに映る後続車の大きさで大体の距離が把握できると思いますが、その推測する距離に応じてタイミングも踏力も変えなければなりません。全ては追突事故を防ぐためです。また。後ろのドライバーの力量も分かりません。全てのドライバーに対して適切なブレーキングを心がけます。

車間距離を取っていないような後続車がいた場合、ブレーキを軽く踏み減速する意思を相手に伝えます。自信があって車間距離を詰めてくるドライバーもいますが、中にはボケボケのドライバーも居ます。追突などの危険回避の為にも、ブレーキ操作を何回かに分けてスムーズに停止できればいいですね。

 

ブレーキングひとつでその人の運転技術が分かる

また、そのブレーキングについての補足です。

停止線までダラダラとブレーキを踏み続けてなかなか停止しない人が居ますね。また、停止線の5mくらい手前で止まっておきながら、信号が青になるまでの間にブレーキを離してクリープで少しづつ前に進もうとするドライバーさんが居ます。後ろから見ていて「このドライバー落ち着きがないのかな〜?」って見えます。これって無意識にやっている方もいるかも知れませんが、実は後続車に凄く迷惑を掛けているのです。もしも後ろの車がマニュアル車だったら、そのドライバーは半クラを何度も繰り返しながら車間距離を詰めなくてはなりません。

安全面から見ても、ブレーキングは安全面に考慮しながら最短の制動距離で最短の時間で終わらせるのが理想です。
※注:急ブレーキをしろと言っている訳ではないですからね!。

ダラダラブレーキングをする癖のある人をよく観察すると、下り坂でもブレーキ踏みっぱなしで下る傾向があります。このドライビングの癖は、前を走る車を観察するとそのドライバーの性格が手に取るように分かります。下り坂ブレーキはまた別の機会にでも触れたいと思いますが、ブレーキングでそのドライバーの運転技術の殆どが分かってしまうくらい、ブレーキングの技術は本当に奥が深いものなのです。

まずは、安全且つ周囲の交通の状況に応じたブレーキングが出来るようになるよう、自身のブレーキングを今一度見直してみてください。

また、ブレーキは、ただ単にクルマを減速させるためでも停止するためだけの装置ではありません。
安全にクルマを走らせようとする場合、例えばコーナーの進入の際に車速を落とすためにブレーキを踏むと思いますが、これは車速を落とすためだけで踏んでいるためのものではありません。

ブレーキを踏む事で、クルマは前のめりの体勢になります。これはクルマの持っている重量がフロントに移動する事を意味します。実際にクルマやバス、電車に乗っている時、ブレーキを掛けられると体を持って行かれると思いますが、これは慣性の法則でクルマの重量が前方向に移動した、つまり荷重移動が起こった事を意味します。コーナー進入時、荷重がフロントに移動すると、その荷重がフロントタイヤに移動します。その荷重でフロントタイヤは路面にグゥ〜っと押し付けられるので、フロントタイヤのグリップが増します。そうする事で、安全にコーナーを曲がる事が出来ます。なのでコーナーの進入時は、コーナーの直前までブレーキを残す必要があります。あまり手前で減速し過ぎても、コーナーに入った時点では荷重が元に戻ってしまっては意味がありません。このテクニックは、もともとモータースポーツの世界で必要と言われているドライビング技術ですが、私は一般道でも知っていて損はないという技術だと思います。サーキットで速く走るための技術は、一般道で安全に走るための技術としても十分にフィードバック出来ると思うのです。

普通の乾いた路面では、多少乱暴なブレーキングでコーナーに進入したとしても、クルマとタイヤの性能に助けられると思います。
しかし、雨量の多い悪天候時や雪道など、いつもと違うシチュエーションではそうは行かない場合もあります。フロントタイヤのグリップ力には限界があるからです。

あらゆる場面において運転をしなければならない場合もあると思います。

そんな時のためにも、頭で覚えておいて損はないと思います。頭で理解して居ないと、その場面に差し掛かった際、操作なんか出来ません。勿論、訓練をしなければ正確なブレーキングはなかなか身につきません。そのくらいブレーキングは奥が深いのです。

ブレーキングひとつでその人の運転技術が分かるというのは、前のクルマがコーナーの進入時にどのようなブレーキングをするのかをブレーキランプとハンドリンングを見ていれば分かります。前を走る人が上手いな〜と思う人だったら、その人の運転技術を真似すれば言い訳ですからね。

前のクルマの運転を見るのも、結構勉強になります。
そして、上手いドライバーはやはりブレーキングが上手いです。

 

市街地運転の極意

市街地運転は、実は一番神経を使います。
私も毎日仕事で走りますが、一瞬たりとも気が抜けません。このような記事を書いておきながら 冷やっ!とする場面を何度も経験しました。

郊外や高速道路の運転とは違い、市街地運転で一番気を付けなければならない事.....それは歩行者と自転車です。
郊外で自転車や歩行者に遭遇する機会は市街地に比べて非常に少ないですが、市街地は下手をすれば車よりも歩行者や自転車が多い通学・下校の時間帯もあります。

 

教習所でも口うるさく言われたと思いますが、歩道並びに横断歩道は歩行者の聖地です。これらの場所に置いては歩行者と自転車の存在は絶対なのです。
教習所での教習中、特に卒業検定などで横断歩道で歩行者が横断待ちをしている状態に遭遇した時、歩行者に道を譲らないと卒検は中止されてしまうくらい横断歩道を渡る歩行者には細心の注意を払う必要があるからです。

そのポイントとしては、自分の死角は必ず目視で確認するという事。
特に元気な盛りの中学・高校生男子諸君は、街中の車道・歩道を何の迷惑も考えずに自転車で縦横無尽に走ります。これ、私も高校時代そうだったので、とやかく言える立場ではないのですが、やはりハンドルを握る側が注意しなければ事故を未然に防ぐことは難しいでしょう。車の免許も責任も持たない彼らに「君たちの運転は危ないよ!」と罵声を浴びせたところで、経験のない彼らにはただの説教にしか聞こえないのです。彼らも免許を取って車に乗るようになればおのずと意識は変わっていくでしょう。それまでの間は、我々ドライバーが彼らの命を守る義務があります。

横断歩道、特に交通量の多い交差点や、自車の後ろを追従してきた自転車や歩行者を見落としての左折巻き込みの事故も多いと聞きます。これについてはバックミラーを見る頻度をあげることで自転車・歩行者の存在を早い段階で確認することが出来ます。そのためには、バックミラー 特にドアミラーを見る頻度を上げます。後続車、対向車も去る事ながら、歩行者や自転車にも注意を払わなければならないので、市街地運転は本当に疲れます。が、市街地の運転だけを拒んでしまえば、おのずと目的地には到達できなくなってしまいます。

いくら携帯のハンズフリー機能を搭載したクルマであっても、市街地での携帯電話の通話は絶対にやめたほうがいいです。
同乗者との会話と違い、顔も存在感もない相手との会話は、とても神経を使います。これは、オフィスの固定電話で話している時を思い出せばわかると思いますが、電話の相手がお得意様だったり、職場の上司だったりすると、会話にも神経を使います。これをただでさえ歩行者などに神経を使うような場所で通話に出てしまうと取り返しのつかない重大なミスをしてしまう可能性が大きくなります。
電話なら、後から掛け直せば済む話ですが、ひとたび起こしてしまった事故は二度と取り返しがつきません。

市街地で運転しながらの携帯の通話は絶対にやめましょう。

 

横断歩道での人身事故は絶対にNGです!!

ちょと話しが逸れます。

ハンズフリー携帯電話の話。

何故、ハンズフリー機能がクルマに搭載されていても運転しながらの通話はNGなのか?を説明します。

免許を取ってから期間が長くなればなるほど横断歩道を横断中の歩行者を見落とすという事があり、年数と共にその意識は次第に薄れていってしまいがちです。車が人をひいてしまって怪我をさせてしまえば、いかなる場合においても100%車が悪い事になってしまいます。ひとたび死亡事故を起こして被害者の命を交通事故で奪ってしまえば、被害者の遺族も自分の身内も自分自身の一生も、ほんの一瞬のミスによって全てを台無しにしてしまうのです。

何故、ここまで横断歩道の歩行者を守れ!運転中の電話はダメ!と言うか?。それは、私自身が過去に横断歩道を歩行中の自転車を見落としてしまい人身事故を起こしてしまったからです。

 

「そんな事故を起こした人間がこんな記事を書くなよ!」

 

って思った方も居ると思います。では何故、このような記事を書いているのか?。

そのような事故をこの記事を読んでくださっている方には起こして欲しくない、尊い命を交通事故から守りたいという想いからです。

 

 

遡る事数年前の会社員時代、通勤の為に職場に向かう車内に一本の電話が入りました。

職場の部下からでした。

今日のスケジュールの変更をお願いしたいとの些細な電話の内容だったのですが、今考えれば後から電話し直せばいいような緊急性の無い電話の内容です。

その会話中、信号のない交差点に進入した時でした。

進行方向の右側から交差点の横断歩道を自転車で横断してきた老人を見落としてしまいました。

というのも、優先道路の直線を進行中の私の進路上の交差点の左側から、一時停止もしないで交差点に進入しようとしてきた一台の乗用車に気を取られたのです。その間は勿論、携帯での通話中です。通話中の電話、そして一時停止をしないで交差点に進入してきたクルマに気を取られたあまり、その自転車の老人をクルマで引いてしまったのです。ぶつかってから歩行者の存在に気づいたのです。しかも通い慣れた毎日通る通勤路です。

直ぐに救急車を呼び、警察に電話して被害者の救護をしました。相手の方は左腕を骨折する全治4週間の重症を負わせてしまいました。

それからというもの、被害者の自宅に菓子折りを持ってお見舞いにいく事数十回。警察の事情聴取から簡易裁判所での略式裁判。事故からの1週間はまともにご飯も食べられず、体重も5kgほど減りました。その間も被害者は痛みに苦しんで居るんだと思うと、余計に申し訳という想いしかなく自分自身を責め立てます。

免許については1日の講習を受けて免停は免れましたが、横断歩道での人身事故という事で6点の減点と数十万の罰金を納めました。

お相手の方も交通事故に遭われたのは始めてだったようですが、怪我の回復と共に直接私に電話で金銭を要求してくるようになりました。こちらは申し訳ないという想いから何度かお金を包んで持って行こうとしましたが、保険屋さんから 「直接お金を要求されても絶対に渡してはダメ」 と言われていたので、金銭要求があった場合は直ぐに保険会社に電話して対応してもらいました。

数ヶ月後、お相手は怪我も完治して保険の示談も終わり、この事故は終息を迎えます。

しかし、事故から半年を過ぎても、私はハンドルを握るたびに手と足の震えが止まらず、一時は運転が嫌になり、気分が優れない日は歩いて出勤した時もありました。
それを見兼ねた大手カーディーラーに勤めている親友から「気分転換にクルマを変えたら?」と言ってくれました。確かに、事故を起こしたクルマに毎日乗るたびに事故を思い出してしまうのがとても苦痛でしたので、親友のアドバイス通りクルマを変える事にしました。

それまでは、私自身も 「自分はクルマの運転が誰よりも上手い」 と変に自信過剰になっていたのは事実です。また、自分の周囲からも「クルマの運転上手だね〜」と言われてきた事もあって、そのような意識が次第に欠落していた自分を見失っていました。

有頂天になっていた自分が恥ずかしい。

しかし、

 

誰であっても絶対という事は無い!

 

という事実を垣間見ました。

 

運転が上手い(と勘違いしている)自分でも事故を起こしてしまう。しかも、たった一瞬のミスで........。

結果、「自分は運転が下手なんだから誰よりも細心の注意を払って運転しなければならない!」と意識を改めるようになりました。

 

自分の自意識過剰が招いた事故だったのだ.....

 

と、自分を戒めています。

あの時、携帯の通話を留めてさえいれば、もしかしたら横断してきた自転車の存在に気づいていたかも知れません。人間は同時に二つ以上の事は出来ません。出来ると豪語する方も居るかも知れませんが、クルマの運転中に於いては辞めた方が賢明です。これは事故を起こしてしまった私だから言えることでもあります。被害者の怪我が治り示談も終わったとしても、事故を起こしたという記録も記憶も決して消えることはありません

人間の脳はデュアルコアではなく、たった一つしかないです。

皆さんも、運転中の通話につてはちょっと考えて欲しいのです。

決してハンズフリー機能が備わった車に乗っていても........です。

 

 

車庫入れ時に役に立つ!【車両感覚の付け方】

初心者にとっての一番の厄介な作業。

それは車庫入れでしょう。

どうして車庫入れが厄介なのか?それはクルマの操作に慣れていない、車両感覚が未だ身についていない、この二つの要因によるものでしょう。
免許を取って間もない頃は、確かにクルマと向き合う時間が数十時間程度という短い期間しかないため、経験も少ないという事もあると思います。

いずれにせよ、経験を積んでいけば車庫入れもスムーズに出来るようになるでしょう。

私が初心者時代にやった練習方法は、早朝・深夜などの誰もいない駐車場で、何度も車庫入れの練習をしました。その際にやはりネックになるのが車両感覚を体に染み込ませるという作業。後ろは後どのくらいバック出来るのか?、前は後どのくらい前進出来るのか?など。

その際にした練習方法は、ホームセンターからパイロン(三角コーナー)を買ってきて、それにガムテープでダンボールをくくりつけます。
それをクルマのそれぞれ前と後ろに置いて、クルマに乗りながらそのパイロンギリギリまでクルマを動かします。もうぶつかるかな?というところで一旦クルマを停めてクルマから降りてみると、パイロンとクルマの距離は40cmほどありました。運転席から見るとボンネットの湾曲などで前が見えないので自分の持てる感覚ギリギリでクルマを寄せたつもりでいたのですが、実際には40cmの間隔(余裕)があったのです。これが自分の今持っている車両感覚なのです。この時点で実際の自分の車両感覚は実際のクルマのサイズよりも40cmほどクルマは大きいものなんだ!という認識(感覚)でしかなかったという事になります。これを何度も何度も繰り返す事で、車両感覚は誰よりも早く身につくと思います。

また、バックの場合、目視での距離感覚とミラー越しの距離感覚にもズレが生じます。特にルールミラーとドアミラーから見た距離感覚は同じ目標物を見ていても実際は距離が違く見えてしまいます。これは教習所でも教わったと思いますが、このズレを少しでも少なくしていくのならば、先に述べた通りパイロンによる車両感覚の付け方で距離の実際のズレを修正していくという方法を続ける事で、その誤差を修正していく事が出来ます。

やはり、人より劣っている部分があるという自覚があるのなら、人の見えないところで誰よりも練習すべきです。学校の部活ではないですが、クルマの運転ともなれば公共の道路や駐車場でのクルマの操作技術が必要になります。日曜日の夕方など、込み合う時間帯のスーパーの駐車場で、車庫入れに2分も3分も掛かって後続車に迷惑を掛けているようでは、周囲のドライバーにイライラを発生さる事にもなり兼ねません。人様に迷惑を掛けているという認識が少しでもあって、練習しなければ.....という認識があればいいのですが、1年経っても2年経っても車庫入れが苦手と言っているようでは、努力していないとしか言わざるを得ません。人より劣っていると少しでも感じるのならば、誰よりも練習すべきと思います。

私の場合は、少しでも早く運転が上手くなりたいと思ったから見えないところで練習を重ねました。
実際、人を待たせて迷惑をかけられないような場面で少しでも早く車庫入れをクリアさせたいと思うのなら、何度でも出来るようになるまで練習しましょう。

見えない努力は、必ずやあなたの身につくと思います。

 

【極論】人の振り見て我が振り直せ!

徐々に車の車両感覚も身につき、慣れてきた頃に事故を起こすケースも珍しくありません。

運転は極めて常に慎重にお願いしますね!。

第二項の 「ブレーキングひとつでその人の運転技術が分かる」 でもちょっと触れましたが、前の人の運転、または周囲を走る人の運転を見るのって結構勉強になります。
例えば、そのブレーキングにしても、車庫入れにしても、その人の技術の無さで周りに迷惑を掛けているような光景を目の当たりにしたら、きっといても立ってもいられないでしょう。

また、手前の赤信号で停止する際、ダラダラブレーキングでいつまでも停止する気配の無い車の後ろを走った時、あなたはどう思うでしょうか?。
そんな人の振りを見て、では自分の運転はどうなのか?を常に検証するようにします。人の運転を見て自分の運転と照らし合わせることで、その人は出来ていないけど自分は出来ているという認識が出来てくれば、それが自信に繋がると思います。

その積み重ね一つ一つがあなたのドライビングセンスを磨いてくれるでしょう。

あとは頭で考えながら技術を一つ一つ積んで行きましょう。

 

結局は教習所で教えられた事が一番なのです

これも極論になるのかも知れませんが、運転の上手な人は教習所で教えられた事を忘れずに日頃の運転に生かしています。

 

交通違反をしなければ交通事故を起こさないとは限りません。「もらい事故」というものもあります。自分が悪くなくても事故に至るケースも、いつ、何時私達の身に降り掛かってくるか分からないのです。

 

カモ運転

 

って聞いた事があると思います。

 

クルマが出てくるかも知れない。急に止まるかも知れない。歩行者が突然現れるかも知れない。

これを運転中に常に意識している事で何度か事故を起こす事を免れました。勿論、こちらの注意のみでは事故は防げませんが、起きるはずの事故を未然に防ぐ事はできます。常に かも知れない を意識して事故を未然に防ぎましょう。

また、教習所で教わったシートとハンドルの位置、未だに実践してる人はどのくらいいるでしょうか?

シートの位置は、シートに深く座って足の裏がアクセルペダルの前の壁にピタッと付くまで前に出さなければなりません。ハンドルを握った時に両肘は余裕があるくらい曲がっていなければなりません。VIPの兄ちゃんのように直進時に肘が真っ直ぐになっているくらいシートを後ろにづらしてしまうと、正確なハンドリングもブレーキングも出来ません。シートの位置もステアリングとの位置も、安全にクルマを運転するために絶対に必要な事です。

教習所で教えられた事は、何も初心者がクルマの運転をし易くするためのにわかな教習ではなく、生涯行うべき教習なのです。バイクの教習においてもそうです。ニーグリップ一つできないライダーは直線であてもバイクを安定させる事は出来ないのです。

クルマの場合、タイヤと路面の情報をステアリングとシートから伝わるわずかな振動を体を通じて脳に到達し、操作・判断します。お尻がシートから半分も浮いている状態では、タイヤと路面の状態の情報を上手く脳まで到達させられないのです。

認知 → 判断 → 操作

教習所で教わった、この 認知→判断→操作 は何も視覚からの情報でクルマを操作しようとするものではなく、ステアリングとシートから伝わってくる情報をも脳に性格に伝えて認知し、判断し、操作に至る。これは、自分が走り屋時代に峠を走っていて気がついた持論でもあります。

正確な操作をするには、正確な情報を体の全てのセンサーを使って収集し、脳で判断して、手足でクルマを操作する。それらの一連の行動を素にして正確且つ安全な運転が出来るのです。

 

まとめ

まとめます。

クルマの運転は、ある意味技能と技術を要する大変な作業なのです。
たかが運転、されど運転、クルマは走る凶器である事をドライバーとして絶対に忘れてはいけません。

市街地でも、郊外でも、体の全てのセンサーを巧みに使って、認知・判断・操作をくり返して目的地までクルマを走らせる。そのために必要な技術も備えるに越したことはありません。

今の自分に欠けていて、必要と思われる技術があるのだったら人一倍努力して、一日も早く習得すべきです。出来るようになるまで練習するべきです。

きっと出来るようになります。

長いエントリーとなりましたが、是非、安全運転を心がけて、事故のない楽しいクルマライフを送ってくださいね。

 

最後に、続編として

クルマの長距離運転技術を向上させるテクニック【長距離編】

目次 はじめに 今回は 郊外・長距離走行編 のお話です。 この記事は、主に初心者や運転が苦手だけど上 ...

もありますので、宜しければ合わせてお読み下さい。

それでは。



 

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