はじめに
プラス思考。
最近では ポジティブシンキング(Positive thinking)という表現を使うことが多くなりましたが、とても良い響きに感じます。
プラス思考とは、物事を肯定的な方向に捉える考え方を行う傾向 なんだそうです。
つまりは、物事をあまり悪い方向に考えないで良い方向に捉えて考えて行動しましょう!という自分の解釈にて話を進めていきたいと思います。
ポジティブの対義語に ネガティブ という言葉もありますが、これはその通り真逆の意味で 「物事を更に悪うい方向に考えてしまう」ということ。
何故、ポジティブが人生成功の哲学と成り得るのか、今回のエントリーでは持論を展開していきたいと思います。
自分が持つ哲学ですので、読む方にとっては様々なご意見があるかも知れませんが、あくまでも私個人の考え方という解釈で記しますのでその点はご理解頂ければと思います。
もともとはネガティブ思考
そもそも私が20代の若い頃は、基本的にネガティブ思考でした。
何をしても上手く行かない、失敗を成功に導けない、この先の自分の人生を真剣に考えていない......などなど、ダメ人間さを露呈するにはきっとこの記事を10.000文字くらい書かなければ足らないでしょう。
自分に都合が悪いことが起こると、すぐ他人のせいにしてしまって自分を擁護するという、いわゆる都合のいい人間だったと自分自身を分析します。
でも、そんな人間がなんでこんな記事を書いているのか?。
自分は若い頃に比べればポジティブになったのでは?という自負があります。
恥を忍びつつ、自分のマイナス思考 + ダメ人間振りを披露しますと、、
- 朝起きられない → 会社へ遅刻を連発
- 周囲からの自分への期待 → 重荷に感じる
- 仕事を覚えるのが遅い → 自分を責める
- 失敗すると極度に落ち込む → 立ち直りが遅い
- 新しい仕事を任されると極度に嫌悪感 → 上司にも伝わり評価ダウン
- なかなか出世出来ない → 将来が常に不安
- 上記のことからも → 誰からも信頼されない
こんなダメ人間でした。
ダメ人間コンテストがあれば間違いなくグランプリ獲得のレベルです。
そんな苦しみもがきながら過ごした20代があったからこそ、30代になってから自分は変わる事ができたのだと自負しています。
20代から30代にかけては人生経験も少ないので、仕事上においても初めての経験という仕事ばかりです。新しい仕事にチャレンジする上でもプラス思考で取り組むのか?ネガティブ思考で取り組むのかでは、完成度に雲泥の差が出るという事を身にしみて感じたからでした。
そんな自分からの脱却を図るべく、「人生成功の哲学」 的ないわゆる哲学本ばかりを買い集めで読み漁りました。だから哲学にハマったのかも知れません。大好きなゲームを暫くの間お休みしてホント毎晩読んでましたね。そのくらい自分を変える事に必死でした。自分の行動がおかしいのは考え方の問題であると気づいたのです。
数冊の哲学本を読んたのち、「さぁ、これからどうしよう!?」と思った時、また閃きました。
「今までにこの世で成功を収めた著名人が書いた本を読むことも勉強になるのでは?」
と。
で、京セラの創業者であり会長でもある稲森会長の著書だったり、松下電器の松下幸之助さんの著書であったり、最近ではホリエモンの「ゼロ」だったりと、成功者の考え方を学びました。
その成功者が言っていることを解釈すると、皆さんに共通して言えることが、やはり.....
「プラス思考」
だったのです。
ダメ人間がなんの努力もしないで成長してしまうと、自己実現どころか将来的に有意義な人生など送ることが出来るのでしょうか?。
やはり、将来的に自分の夢を叶えたい、ならば今の自分を変えなければならない。
そんな時に、これまでに成功を収めてきた著名人が書いた本を読むということは、自分自身にとってはプラスになったのでは?と思います。
ポジティブとネガティブがもたらす結果
物事をポジティブに考えられるようになれれば、全てがいい方向へとベクトルが向いていくのが実感できると思います。
何故なら、人間は考えた通りにしか行動できないからです。
ポジティブの事例として、
結婚式で新郎からスピーチを頼まれたとして、
「余計な仕事を振りやがって!、憂鬱だ......」
と考えるか、
「新郎の世話にもなっているし、心から祝福したい」
と考えて快く引き受けるかどうかは、それ自体を成功に導けるか、頼まれた直後から失敗するかが決まってしまいます。
心から祝福したいというのが本心であれば、「新郎や新婦を立てつつ、当日会場にいるゲストを感動させられるような素晴らしいスピーチをしたい」と台本作りに翻弄すると思います。
ところが、ネガティブ思考の場合、
「失敗したらどうしよう、恥をかいたらどうしよう」
など、他人への思いやりや感謝の気持ちの前に、自分のプライドばかりを気にしがちになります。
勿論、あがり症や人前に出るのが苦手という人には酷な出来事になるかも知れませんが、一生のうちで人前で話さなければならない事は実は結構多いのです。
だったら、多少苦手意識があっても、
「この際、この苦手意識を克服してやる!」
という気持ちを持つのもプラス思考であると思います。
プラス思考になったからとて、もともと人の前に出る事が苦手な人に重荷になることは確かなのですが、成功者はこのスピーチを成功した事によるメリットを最優先で考えます。
- 世話になっている新郎新婦に恩返しが出来る
- いい結婚式にしてあげたい
- 会場にいるゲストから賞賛を受けて新たな人脈形成が出来るかも知れない
- 自分自身をさらにブラッシュアップ出来る
- 人前でもっと上手に話す事が出来るようになったらいいな
などなど。
プラス思考は、基本的に考え方の裾野も広がりますし、欲求に限りがありません。
一つの事例を取ってみても、これだけのプラス要因を編み出すことが出来るのがプラス思考者の考え方です。
マイナス思考は、自分のプライドや不利益を最優先に考えますが、プラス思考者は他人の事を第一に考え、その結果自分に得られる利益を考えます。
ここが大きな違いです。
この考え方で行動が変わるというのは明白ですね。
人間は考えた通りにしか行動出来ない
プラス思考もマイナス思考も結局のところは精神論なんですよね。
人間が何らかの行動を起こすには、その前に頭で考えなければなりません。
中には物事をあまり深く考えずに行動に移すタイプの人間も居ますが、そのような事例で成功を収めた人の話はあまり耳にすることがありません。
結局、私自身が社会人になってから世間の荒波に揉まれて得た事と言えば、人間は考えた通りにしか行動が出来ないという事。
しかし、考える間もなくとっさの判断を強いられるという場面もありますが、とっさの判断とて今までの経験があってこそ、その場に応じた状況判断が出来るわけであって、日頃から全ての事柄に対して色々な事を考えていなければ、いざという時の判断に掛かる時間も長くなってしまいます。
クルマを運転中、目の前に障害物があったら
「ハンドルを切る」 ⇨ 「ブレーキを踏む」
などと判断をすると思いますが、何も考えていなければ障害物に衝突してしまう危険があります。
「障害物を避けなければ」という教訓と経験に基づき「ハンドルを切る」か「ブレーキを踏む」という行動が出来た訳です。
これはプラス思考には関係の無い例えですが、頭で考えた事を行動に移す という例えとして挙げました。
だから物事を考えて行動に移す時のセオリーは、どことなくクルマの運転に似ています。
教習所で習ったと思いますが、クルマの運転は
認知 ⇨ 判断 ⇨ 操作
を繰り返しながら運転をしています。
物事を認知して、判断して、行動に移す。違うのは、クルマを動かすのか、自分自身が行動するかというだけ。
成功事例のセオリーはまさに、これに当たると思うのです。
人生の岐路での判断力を養う
考えた通りにしか行動が出来ないのであれば、普段からプラス思考で考えていなければ結果がプラスとなる行動なんて出来るわけがありません。
先程の結婚式のスピーチの事例を取ってみても、プラスと考えればそのスピーチをしたことによるメリットの多さに気づいた筈です。
マイナス思考者の行動の結果から得られるモノは反省くらいでしょう。
このように普段からプラス思考で物事を考える習慣を身につけれていれば、いざという時にきっとプラスの選択が出来る訓練にもなります。
それはどういう時か?。
人生の岐路に立ったときの判断です。
人間は長い人生のうち、最低でも2度 大きな決断をしなければならないときがあるそうです。
人によってその回数の個人差はあるでしょうけれど、最低でも二度です。多い人はそれ以上でしょう。
個人的に思うのは、人生の成功者と言われている方々の多くはこの大きな決断を何度も繰り返し的確に判断されて来た人では無いかと思うところです。
大きな決断は、その人のその後の人生を大きく変えてしまう恐れがあります。
大きな決断の事例として
- 就職
- 転勤
- 転職
- 結婚(離婚)
- マイホーム(マンションの購入)
- 家族計画
- 独立開業
このような自分のこれからの人生を左右する時には、大きな決断を強いられる訳です。
本当に夜もまともに眠れなくなる事もあるでしょう。
しかし、ここでしっかりと自分の将来を見据えてしっかりと決断しなければ、後々大きな後悔をしてからでは遅いのです。
今まで私自身が大きな決断をしてきた時にやってきた事があるので、それをちょっと紹介したいと思います。
選択肢が2つ(あるいは3つ)あるとして、
これらを決断することで起こりうるメリットやデメリットを箇条書きで紙に書き記します。出来る限りです。精一杯頭を使わなければ出てきませんよ。
全てを書き記したら、自分の将来にとってどれが一番賢明な判断かを考えます。決断までの時間に余裕があるんだったら、出来る限り考えます。
一生懸命考えて、考えて、考え抜いて決断した事については、後々後悔することも少ないような気がします(←これ、自分の経験則です)。
私自身、考える時の一番の判断材料は、自分自身に焦点を当てすぎず自分の周囲の人間、特に家族とか配偶者とか、自分の身に周りの大切な人にとってどれが一番幸せに出来るかを考えて来ました。
自分中心に物事の判断基準を据えてしまうと、その決断により周囲を不幸にする恐れもあります。
どうしても自分でか解決出来そうに無い場合は、自分の家族とか恩師とか信頼できる上司などに相談するもの良いと思います。
相談する人は多からず、少なからずで。
多すぎると、アドバイスの選択肢も多くなり、結果収集がつかなくなる恐れもあります。
特定の人のみに相談すると、その相談を受けた人に都合の良いようなアドバイスしか貰いない可能性もあります。特に会社関係の悩み事など。上司に相談する時は特に注意して下さい。会社の都合の良いようにアドバイスされる可能性があります。私も過去に、これで失敗し掛けました.....笑(笑い事じゃないですけど)。
ピンチをチャンスに変える究極の思考能力
プラス思考の一番の効果は、ピンチをチャンス に変えるという思考能力が備わるかどうかだと思います。
人はピンチになると、そのピンチを穏便に済ませようと努力するものです。
時には、右往左往してしまい、的確な判断も出来ず、さらにピンチをも招く恐れもあります。
ピンチはチャンスだと言います。
これは プラス思考を考える上での究極 だと私は思います。
ピンチだからこうしなければならないとか、大人しくしていたほうが良いというのも選択肢としての一つですが、「ピンチだからこうすればもっと良くなるのでは?」という思考能力を得てしまえば、そのピンチが訪れる以前よりも物事が上手く行く事もあります。
これが、ピンチをチャンスに変えるという事です。
ライバルがそれぞれ同じ境遇にあって、ピンチであるという状況が一緒なのであれば、そのピンチをモノにできるかピンチのまま人生が終わってしまうか......と言えばちょっとクレームが来そうですけれど、ピンチであるという状況に屈する事無く、そのピンチをチャンスに変えられるだけの精神力とアイデアさえ日頃から鍛えておけば、ピンチをチャンスに変える力が自然と備わってくるのだと私は思います。
ライバルと同じ事をしていれば、ピンチのままで終わってしまう。
ピンチをピンチとして捉えるのか、ピンチを成功する為のブラッシュアップのタイミングとして捉えるかだけでも大きな違いが出てきます。
プラス思考はあくまでも後者です。
ピンチをピンチと思わずに、頭をフル回転して、そこから成功に導く為にどうしたら良いのか、マイナスで考えるのではなく、プラスで考える。
マイナスで考えるとは、悪いことばかりを連想してしまうこと。
プラスで考えるとは、ピンチからプラスが生まれるそのアイデアを絞り出すこと。
前者で考えるか、後者で考えるかは、あなた次第かも知れません。
プラス思考の植え付け方
「いきなりプラス思考で考えろ!!」
なんて言われても、今までネガティブだった人間にそんなこと出来る訳もありません。
私は以前、飲食店で働いていました。
その飲食店の厨房の社員で下積みを積んでいた新入社員時代、どうしても嫌いな仕事がありました。
それは納品です。
本部に発注した食材が毎朝店舗に届くのですが、それを納品する作業がとても嫌いだったんです。
定物定位置と言って、決められた物を常に決められた場所に納品するというルールがあったので、納品作業で手を抜くと、後々大変なことになります。しかも、冷凍食材を冬の寒さの中マイナス20度の冷凍庫に納品する作業は地獄です。
当時20代の私ですから、常にマイナス思考が先行します。
「あぁ〜、今日も納品から仕事がスタート.......」
どうにかこの納品作業を好きになる方法は無いだろうか?と考えました。
納品が好きになれば、毎日職場に来るのも苦にならないし、厨房の仕事がもっと好きになるのでは?と。
嘘でもいいから、「自分は納品が好き」という自己暗示をかけることにしました。
嘘でもです!。
毎日納品の前に、「今から大好きな納品の作業」と言い聞かせながら納品をすること半年。
いつも間にか納品が好きになっていました。
「好きこそものの上手なれ」
という言葉がありますが、この言葉は本当です。
嫌いな作業を自分に「好き」という暗示をかけることで、いつの間にか嫌いだった作業が好きになっていき、やがて社長からも納品の精度が上がったと褒められるように。
そうなると、次は誰よりも早く納品が出来るように短時間で作業出来るようにスピードアップを目指します。
暗示をかけることで苦手な作業も克服できます。
克服しただけで満足せず、自分に次の目標を与えます。
こうしてプラス思考へと思考が変わっていきます。
嫌いな作業や苦手な人がいるのなら、嘘でもいいから「暗示」をかけてみてください。
新たな展開が生まれるかもしれません。
ポイントは、「自分を甘やかさないこと」です。
まとめ
今回はプラス思考についてを記事にしてみました。
この記事を検索して訪れた皆さんは、きっと人生の岐路に立たされていて、大きな決断を迫られている方ではないか?と察するところです。
私自身も現在、2014年に立ち上げた個人事業を法人化するか否かの岐路に立たされています。
小さい事業所ではありますが、税務のこと、従業員、家族のこと、これからの世の中の景気のことなど、考える事は山ほどあります。
このように個人事業を法人化することは、決してマイナス思考では無いのですが、間違った判断をして法人化して失敗しないためには、今の今、頭を精一杯振り絞って、10年後20年後を見据えて判断しなければならないというところです。
自分の為ではなく、自分を取り囲む周囲の人間を如何にして幸せに出来るか?。
事業とは独りよがりでは成り立ちません。
そんな意味では、私自身はしばらくの間は夜も眠れぬ日々を過ごす事になりそうです(イビキかいて思いっきり寝てますけど......笑)。
今回の記事は、ちょっと支離滅裂な内容となってしまいましたが、この記事が一人でも多くの方に読まれてお役に立てれば幸いです。
以上、プラス思考人間になる! プラス思考がもたらす人生成功の哲学 でした。
それでは。