はじめに
テレホンスタンドと聞いてピンと来ない方も多いハズ.......。
自分もこの手の商品を探していて検索語句を入力をするのにも苦労しました。
テレホンスタンドとは、オフィス用のビジネスフォンをデスクの上に配置させる為の専用台です。
言葉で説明するよりも画像を見て貰ったほうがいいですよね。
これです。
要するに、デスクの奥側あたりにクランプで根本を固定して、電話機本体をデスクの空中に浮かせるという商品です。
テレフォンスタンドってどんな時に必要!?
まずは、このテレホンスタンドがどんな時に必要かを知っておく必要がありますね。
①デスク面を広く使いたい場合
デスクスペースが狭い場合を考えると、電話機本体が専有する面積も意外と馬鹿になりません。
たかだか20cm×18cmの機械ですが、この20cm角のスペースが新たに生まれたというだけでも何かと助かることも多いハズ。編集者とかライターさんとかデザイナーさんとか、手元に数多くの資料を置いてPCで作業するような方の場合は、20cm角の面積とて決して馬鹿にならないのです。
そんなときにこのテレホンスタンドを配置すると、電話機分のスペースがごっそり空くのでデスク面を有効活用することができます。
②狭小スペースに電話を配置したい場合
①とちょっと被ってますけど、①の場合は今あるデスク面を有効に使いたい場合の話です。
これは今はデスク上に電話はないけれど、近々この狭小スペースに電話機を配置することが社内で決定した場合など。
もともと電話機を必要としない部署にいきなり電話機を配置するという事が決まった場合を考えると、「いままでは必要がなかったものを急遽配置したいがそもそもそのスペースが無い!」という場合とか。今まで無かったものが加わるって結構抵抗があるものです。そのスペースの専有度合いによりがっかりさせられる事って意外と多いのも実情です。
③会社で4名1台などの割当で電話機を使用したい場合
部署のデスクでいわゆる 対向島型 のレイアウトは日本の代表的なオフィスレイアウトなんだそうですが、その島の中の4名が1台のビジネスフォンを共用するといった場合、4名のうちの1名のデスク上にベタ置きしてしまうと他の3名は電話を取りづらくなってしまいます。
こんな時にこのテレホンスタンドを使えば、4名が着座したままでもあたかも自分のデスク上に配置してあるかのような使い勝手を実現できます。
これにより、自分のデスク上にある電話機を複数名で使用しているような場合、実際に電話機が配置してあるデスクの人が暗黙の了解で電話番と化してしまう問題も解消することが出来るでしょう。
④ビジネスデスク風味を存分にアピールしたい場合....笑
テレホンスタンドを使用したデスク周りは本当にスッキリします。
そのテレホンスタンドがあれば、「あたかも自分は仕事してま~す!」、「自分は仕事ができま~す!」がアピールで出来るかもです......笑。
仕事する上でのある程度の自己アピールは必要ですよね。でも、限度を超えると 職場の皆さんから嫌われます からご注意を!!。
でも、実際に自分も付けてみましたが、本当にビジネスデスク風味を味わっていますヨ。
コクヨ テレホンスタンド(UNIFEEL)UN91Mに決定
当方は小さな個人事業の事業所なので、部署もなく同僚も居りません。
それどころかデスクなんて一つしかありません。
で、なんでテレホンスタンドの購入を考えたか......と言うと、現在の使いづらいデスク周りのレイアウトをどうにかしたかったのです。
下の写真のようなレイアウトですが、まぁ使いづらいレイアウトです。
普段から自分のデスクを持ち仕事をしている方なら分かって頂けると思うのですが、自分は右利なのに対して電話が右側にあります。
つまり、電話に出ながらPCを使いたいという場合、PCのキーボードの前を電話線が横切るような状態で電話をしなければなりません。ましてや、電話の内容をメモする場合なども、目の前を横切っているケーブルがなにかと邪魔になります。
事務機器を設置してくれた業者さんにも「右利きなのでしたら、電話機は左側のほうが使いやすいと思いますよ.....」とまで言われていたのですが、これを設置した3年前はデスク周りのレイアウトとか効率を殆ど無視していましたので、この状態で3年ほどデスクワークをしていました。
この度、PC作業の効率を上げるためにデュアルモニターにすることにしたんですけど、これをきっかけにテレホンスタンドなるものを探し始めた自分。
モニターをいま電話機のあるPC本体の上に配置しようかなと思ったのですが、そうなると電話機の行き場がなくなってしまいます。
「この際だから電話をデスク左側に持って来よう!」
しかし、左側には本棚にバインダーがぎっしり。
電話機を置くスペースなんてありません。
そこでテレホンスタンドの存在を思いつきました。
今まで購入しようなんて考えたことも無かったし、ましてや使ったことも無いので商品の知識もありません。
で、amazonさんでモノさがしを始めました。
この手の商品は、実に沢山の種類が出回っているので商品選びは結構苦労します。
種類が限られているよりは選択の幅が広がるので贅沢は言えませんが、選ぶ側も大変です。
デスクがオカムラ製なのでオカムラのテレホンスタンドを探していましたが、何と!、あのオカムラではテレホンスタンドを取り扱っていないという事実が発覚。
そうなると、他のメーカーを探さなければならいので、国内メーカーにこだわる私はオカムラ以外の事務用品メーカーを思い出しながら検索を書けます。
案の定、かなりの数が出てきました。
最初に目に止まったのはコクヨのテレホンスタンド。
こういう時って、散々迷った挙句、結局最初に目にした商品を選んでしまうものですよね......笑。
今回も例外無くそうでした。
コクヨの UNIFEEL UN91M に決定。
これに決めた理由は後ほど書きます。
注文後、数日で商品が届きましたので、早速組み立ててみます。
組み立て方
梱包されている商品は下記の画像の通りで全部で5点。
お気づきになった方もいらっしゃるかも知れませんが、何と!プラスのドライバーが同梱されているのに感動しました!!
家具などの同梱品に六角レンチはよくあるパターンですが、通販マニアの私においても「ドライバーが付属されていた」というのはお初です。しかも、ホームセンターで買えば300円程度はするであろうしっかりとしたものです。
ご購入される方は、是非、有効に使って下さいませ。
組立時間自体は5分程度と比較的短時間で設置できます。が、配置のためにデスク上の一部の書類やら荷物を一旦逃さなければならないので、その時間も考慮して作業しましょう。
①電話台を組み立てる
②クランプを固定する
クランプはデスクの奥面に付属のダイヤルをしっかりと回して固定します。
③クランプカバーを付ける
カポッと上からはめるだけです。
④電話台をクランプに差し込む
⑤電話機をトレーに載せる
トレーの上側(奥側)に付いているレバーを引きながら電話機を置いて場所を調整します。
調整が済んだらレバーを電話機に当て戻し電話機本体を固定します。
⑥モジュラーケーブルをアーム部分に収納する
この作業は、実は ⑤の電話機をトレーに載せる の前にやっておいったほうが良いかもです。
デスクの裏側に回り込めるようなデスクレイアウトだと後からでもいいですが、デスクの向かい側に障害物があるような場合は、事前にやっておいたほうが作業効率は上がります。でないと体を仰け反らせながらケーブルをアームに収納しなければなりません。腹筋が痛くなります.....笑。
しかも、モジュラーケーブルを入れるアーム側の穴が小さくてケーブルを入れづらく、ケーブルの収納にいちばん時間を取られたのも事実です。
⑦完成!!
テレホンスタンド使用前と使用後
テレホンスタンド使用前
まぁ、一見何処にでもあるようなレイアウトですが、右利きの場合は左側に電話機があったほうが電話の応対をしながらの作業がしやすくなります。
電話に出る時も左手で受話器を取りに行く際、自分の体の正面を介して左手を右側に伸ばさなければならないので、どう考えても効率が悪いですよね。
このテレホンスタンドを使用した結果、「デスク周りスッキリ+電話機右側問題」が全て解決しました。
テレホンスタンド使用後
もともと電話機があった場所にモニターを配置、モニターアームも別途注文して用意してましたが、電話機のあった場所に旧モニターをスタンドのまま置いてみたら新設のLGのモニターと高さがドンピシャだったので、なんと!アームが必要無くなってしまいました。テレホンスタンドよりモニターアームのほうが高かったのに......(ToT)。ご利用は計画的に....ですね。
で、今回新設のコクヨの TL-UN91M ですが、左奥に見えると思います。
この使い勝手の良さは是非体験して頂きたい!!。
使わない時は奥側に引っ込めておいて、電話を掛けるとき、受ける時に手間に引っ張り出せは良いのです!。
上から見たほうが分かりやすいかもです。
■未使用時
■使用時
気になるTL-UN91Mの質感が使い勝手は?
色はライトグレーです。
個人的にはオフホワイトが良かったのですが、色はこれ一択です。
材質はR-ABS樹脂、硬いタイプのプラスチックで作りはしっかりしてます。
私が注文したのはリフトタイプの高所設置型ですのでアームが引き出せるタイプのものですが、このアームの引出しや収納に関してもとてもしっかりとしていて、電話機が落ちたりアーム部分が遊びそうな事もありません。この辺の作りはさすが一流メーカーのコクヨさんならではではないでしょうか。
画像にはありませんが、テレホンアームを任意の場所で止めることが出来ます。
出す ⇨ 引っ込める
の中間、つまり途中で止めることが出来ます。
途中で固定する事は出来ませんが、デスクやアーム自体に過度な衝撃が掛からない場合、その状態を維持しようとしてくれます。
これはアームの中にガスシリンダーが内蔵されていることで実現出来ています。
ガスシリンダーとはクルマのトランクなどにある部品で、トランクを任意の場所に止めるためにドアの両脇に付いているようなもので、太い部分と金属の露出した棒状の部品が ”つがい” になってるやつです。
ガスシリンダー自体はアームの中にあるので目視で確認することは出来ませんが、この機構のお陰でテレホンアームの出し戻しや途中で止めるという作業がとても楽です。
amazonさんで購入しましたが、3,000円台の商品が主流のなか、敢えてちょっとランクの高いものを選択しました。
この製品の一番の特徴としては、先の説明の通りで製品自体の作りがしっかりとしているところ。そして組立時の設置のし易さ。
クランプを固定するハンドルについてですが、この製品は机の上側にハンドルがついています。他の製品は机の下側にハンドルが付いているため、机の下に潜りながらクランプを固定するタイプが殆ど。
想像してみて下さい。机の下に潜って力を入れてハンドルを回すのです。苦痛でしかありません。
実際に設置を経験すれば分かりますけど、設置作業は本当に楽です。机の下に潜ることもありません。
自分は安物買いの銭失いだけはしたくありません。ましてや仕事の効率を上げるために購入するのに、買った直後から不具合とか壊れて仕事に支障が出るようではちょっと問題です。
本製品を使い始めてからまだ2日目ですので耐久性等の評価は出来ませんが、とりあえず使ってみた限りでの印象は数ヶ月~数年で壊れるような様相は見えません。
結果、コクヨを選んで良かったな~と満足しています。
やはり、事務用品周りは事務用品の専門メーカーじゃないとダメです。
因みに、今回の記事で紹介したのは リフトタイプの高位置用 です。2種類ありますので、ご購入の際には参考にしてください。
まとめ
今回の記事を書いていても分かったんですが、なんでもっと早く使わなかったんだろう.....て感じました。
作業効率と見た目スッキリ、そして何よりもカッコいい!オフィス感が半端ないです。
テレホンスタンド購入の際にはご参考までに。