はじめに
前回からの続きです。
PS3がディスクを読み込まないトラブルは、使用頻度や放置期間にもよって様々とは思いますが、新品から使用後約4~5年目あたりからソニータイマーが発動してしまうようですね......。
自分のPS3の場合、約3年の放置期間が決定打となってしまいました。
勿論PS3を新品でもう一度買い直そうかって本気で悩みましたが、PS4すら購入していないのに新たに旧ゲーム機に¥30.000の出費も如何なものか?と。
自分で直せば、¥3.000円の部品と必要工具 約¥1.000程度の出費で何とか直せます。
前回記事(この下にリンク貼ってあります)でも書きましたが、部品を調達したからとて直る確率は100%では無いそうです。少なからず相性もあるようです。
ですので、この記事を読んで直そうと思った方、部品代の¥3.000は半分捨てる覚悟で望んで下さいね。
乱暴な言い方かも知れませんが、保障は出来かねます。
前回記事はこちらです
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PS3ディスク読み込まないトラブル その①【自分で修理しよう!】
はじめに 2017年現在のSONYの主力の家庭用ゲーム機と言えば泣く子も黙る!? PS4 ですが、未 ...
今回の記事では、部品が手元に届いてから行うピックアップレンズの交換作業を記していきます。
ピックアップレンズの準備は出来ましたか?
部品は手元に届きましたでしょうか?
因みに、まだの方はamazonさんで購入出来ますので準備が整ってから始めて下さいね。
※ピックアップレンズの型番は製造モデルにより違います。
必ず自分の躯体のレンズ型番を調べてから注文して下さいね。
レンズ交換
部品ですので下記の写真のような簡易包装で届きます。
梱包が雑......なんてクレームを入れないように!。一般の消費者向けの ”製品” では無く、あくまでも修理をする技術者向けの ”部品” でしかありませんのであしからず。
①部品を確認する
あっ、因みに、上の写真、セロテープを切ったのは私です(念のため)。
なんかミニチュアのグランドピアノみたいな形してますね。
因みにデッキ部分までの解体は事前に済ませておいて下さいね(前回記事を参照ください)。
②旧デッキ部分からスピンドルモーターを外す
デッキ部分とは、下の写真のように、中央にあるピックアップレンズ部品を囲っている銀色の部分の部品名です。
amazonさんに出品しているピックアップレンズ部品の中には、このデッキごと売っている品番やショップさんも存在しますが、2017年5月現在、私が注文したときには自分の品番(KEM-450DAA)のデッキセットは残念ながら在庫切れでした。運が良ければデッキセットを購入したほうが手間が省けるのは言うまでもありません。
他の品番のものでは一部の製品はデッキセットもあるようですので、手間を省きたい、または作業に自信がない方は在庫があればデッキセットのほうで購入することをお薦めします。
では、作業に入ります。
デッキからピックアップレンズを外すには、まず写真下側のネジを外して、ディスクを回転させる黒色の円盤部分(以下スピンドルモーター)を外します。
ネジは全部で4箇所です。
このネジはかなり固く締まっています。ディスクが回転する部分を支えるネジだけに工場組み上げ時の規定トルクが高い?のかも知れませんが、ディスクが長時間高回転で回る部分だけに発熱する影響から熱で固着してしまったかと思われます。
かなりナメやすい部分ですので慎重に作業しましょう。
(指先にしっかりと力を入れて、ゆっくりと回すこと)。
③スピンドルモーターを外す
ピックアップレンズの両脇にある銀色の円筒形のレールに沿ってレンズが配置されています。
①その銀色の棒を手前に引っ張ります。
②向こう側がステーから外れますので、そこからピックアップレンズを取り出します。
私は余計な部分のネジ(両脇の金属の棒を固定しているネジ)を最初に外してしまい、15分くらい時間ロスしてしまいました。
これも経験ですね......。
これでレンズ単体が外れたと思います。
③旧製品に付属している上の写真のような白いプラスチック部品とフラットケーブルを外します。
旧製品からプラスチック部品とフラットケーブルを外したら、新しいピックアップレンズに付け替えます。
フラットケーブルは奥までしっかりと挿し込んでくださいね。パソコンのIDEケーブルの交換作業と一緒で、しっかりと挿したつもりでも接触が悪いと読み込みが出来ずに再度分解する羽目になりますので。
因みに、レンズ部分は指で触らないように注意しましょう。人間の指の指紋などが付着しても誤動作の原因になります。
万が一、新品レンズが汚れている場合は、湿式のクリーニングキットがあれば掃除しましょう。
クリーニングキットが無い場合は、柔らかい布などを軽く湿らせて拭いて下さい。
組み上げ(組戻し)作業
後は、元に戻すだけです。
本当は、組戻す作業も記事にしたかったのですが、ちょっと時間の都合で割愛させて頂きます。
組み上げまでやれば、完璧なPS3のピックアップレンズの交換マニュアルが完成したんですけどね....。
どなたからかリクエストがあれば、いずれそれも記事にしたいとおもっています。
追伸、最初の記事
PS3ディスク読み込まないトラブル その①【自分で修理しよう!】 はこちらです。
まとめ
今回は、ピックアップレンズの交換作業を紹介しました。
使えなくなった PS3 を、そのままメディアサーバーやWebブラウザー的な感じて割り切って使うという方も居るようですが、それもいいアイデアかも知れません。
しかし、もともとゲームマシンとして購入したはずの PS3 をそのように割り切って使うのも何とも勿体無いと思います。
半分運もありますが、¥3.000程度で直るかも知れないというかすかな望みがあるのならば、チャレンジしない手は無いですよね。
是非、自分を信じてチャレンジしてみてください!。
それでは。