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PS3ディスク読み込まないトラブル その①【自分で修理しよう!】

2017年5月11日

目次

はじめに

2017年現在のSONYの主力の家庭用ゲーム機と言えば泣く子も黙る!? PS4 ですが、未だに PS2PS3 もしくは PS1 で旧タイトルのゲームを楽しんでいる方は絶対に多いハズ!。

何を隠そう私もその一人なのです......笑。

実はかれこれ8年ほど前に購入したPS3のブレーレイディスクがとうとう逝ってしまいました。

因みに、PS4 は持っていません......(-_-;)。

自分の PS3 はそれほどプレイした訳ではないのですが、一時期仕事が忙しくて3年ほどテレビ台の下に放置していたため、すっかりホコリまみれになってました。

3年前に新居に引っ越しを済ませて、気分転換に PS3 でもやろうかな?と引越し時にホコリまみれのまま梱包した PS3 をダンボールから出してテレビに繋いだのです。動くのかな?と半信半疑で電源を押して起動させました。電源を入れる事ですら実に3年ぶり......。

心配とは裏腹に問題なく普通に起動しました。クロスメディアバーの表示もOK、コントローラーはさすがにバッテリーが上がってましたので本体と USB で接続しながらの操作をしました。

で、PS3 のディスクを入れていざゲーム!と思いきや.......ディスクの読み込みが上手く行きません。

ピックアップの作動音はしていて読み込もうと頑張っているみたいでしたが、肝心の読み込みが完了する事すらありません。通常であればクロスメディアバーの ”ゲーム” タブ内にディスクのタイトルが表示される筈ですが、それがなかなか現れないのです。

因みに、色々と調べていくうちに分かった事ですが、ブルーレイディスクの劣化の原因は、使いすぎも然ることながら放置のし過ぎも劣化を増長させる原因の一つなのだとか。私の場合はまさに後者ですね。何せ3年間放置ですから.....。

読み込みが出来なくなった時点で使い物にならないな......というのは薄々感づいたのですが、最後の悪あがきで乾式、湿式両方のクリーナー等で清掃も試みましたが、結果全然ダメでした。

症状から推測しても100% ブルーレイドライブのピックアップレンズの故障 と判断。

という訳で、今回の記事では PS3 の修理の手順から部品の調達までの一連の作業を記事にしたいと思います。

因みに、PS3 の部品はAmazonで購入出来ます!!。

機械の分解や組み立てが苦手...という人にはちょっと荷が重い作業かも知れませんが、当サイトでは細かくその段取りからレンズ型番の確認、組み上げまでの一連の作業を記事にします。プラモデルを一度でも組んだことがある人なら、それほど難易度の高い作業ではありません。ダメモトでチャレンジしてみるのもいいかも知れませんヨ。

大丈夫です!。

私にも出来ましたから.....。

あ、因みに私、工業高校の機械科の出です。

 

 

PS3開梱に必要なもの【まとめ】

開梱に必要なものを下記にまとめます。

 

必ず必要

  • プラスドライバー
  • 精密ドライバーセット(プラス、マイナス)
  • ヘクスローブドライバー(サイズ:T8、もしかしたらT10も必要の可能性アリ)

 

あると便利

  • 極細ラジオペンチ
  • ピンセット
  • エアダスター
  • 時間的な余裕
  • やる気

 

 

 

 

部品調達の前にドライブの品番を確認する

ブルーレイドライブ修理のために、ピックアップレンズの部品を調達をしなければなりません。

しかし、一口に PS3 と言っても年式により様々な機種名と HDD の容量が存在するため、それぞれに対応するブルーレイドライブも数種類の型番が存在します。

まずは自分の使っているピックアップレンズを確認するために、PS3 を開封してレンズの型番を調べる必要があります。

そして、PS3 開梱の儀を執り行う前に、下記のような ヘクスローブドライバー という特殊工具が必要になります。

アネックス(ANEX) ヘクスローブドライバーT型 T20×80 No.6300

 

※画像出典 amazon

 

ドライバーの先端が花の形をしている特殊工具です。

まずはこれを手に入れましょう。

 

created by Rinker
兼古製作所(Anex)
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他のサイトを見るとドライバーのサイズが T8 で開けられるとあったのですが、何故か私の PS3 は T8 と T10 の2種類のネジが存在していました。

これってあり得るのかな?、でも、実際に T10 でなければ開けられませんでした....。

 

なので、万全を期すならこれ。

T8だけ買っていたらT10も後から追加で購入しなければなりませんでした。
しかし、以前にホームセンターで購入した精密ドライバーセットの中にヘクスローブドライバーが数種類入っていたのでその難を逃れました。

しかしながら、PS3の修理をUPしている記事を書いておられる皆さんの記事を拝見すると、殆どの方が ”T8” と書いてますのでT8があれば間違いないと思います(保証は出来ませんが.....)。

近所での購入が難しいと思われる場合は、amazonさんに揃ってますので購入を検討してみてください。

 

いざ開梱してみる!

開梱にはいります。

念のため、PS3 の品番も確認しておきましょう。本体の底面に記載されています。

因みに私のは、CECH-2500A 容量は 150G です(記載が薄くてちょっと読みづらい.....)。

 

①底面のフタを開ける

■底面

底面だけでも隠しネジを合わせて9箇所のネジが存在します。

 

■底面の正面部分

底面の前面側には、例のヘクスローブドライバーでこじ開けるネジが4箇所。

 

”このラベルはいい子は剥がさないで下さいね”

的な記載がありますが、PS3 はメーカーのサポートがとっくに切れてますのでこのシールの記載は既に意味を成しません。
一気に剥がしてやりましょうぜ!!。爪で簡単に剥がれます。

(くれぐれも自己責任でお願いしますね!)

 

■底面隠しネジのフタ

隠しネジのフタは精密のマイナスで簡単に外せます。

 

8年前に購入し、3年以上放置していた割には中は予想以上に綺麗でした。

PC の内部清掃などで考えれば、写真左側の冷却ファンにホコリがぎっしり詰まっているのが常ですが、目立ったホコリは殆ど見当たりませんでした。

もしも開梱したときにホコリ等があればエアダスター等で掃除しておきましょう。冷却効率が格段に上がり要らぬトラブル(主にCPU、マザボの熱暴走など)を回避できるようになります。

手前の右側の銀色のフタに覆われているのが問題のブルーレイディスク部分です。こいつを外して行きます。

 

②電源ユニットを外す

最初にブルーレイディスクを外したいところですが、手順としては最初に奥側の電源ユニットを外さないと作業がしにくい......てか出来ませんので、最初に外してしまいましょう。
両脇のプラスのネジ2本を外せば簡単に外れます。あ、電源ユニットを外す前にユニットからマザボに刺さっている白色のコネクター(両脇)も外す事をお忘れなく!。

 

③ブルーレイドライブを外す

すみません、先に電源ユニットを外せ!とか言っておきながら、上の写真では電源ユニットが外れていません.....笑。私も気づいたのがこの後でした.....。ブルーレイドライブは電源ユニット側のネジ2本を外せば簡単に外れます。

 

正面ディスクトレイの入り口部分に、電源ボタンやEJECTボタンのあるプラスチック製のメッキ部品がありますが、これは上側に引っ張り上げれば簡単に外れます。

 

電源ユニットを外せばドライブ側からマザーボードにコネクターが3本刺刺さっているのが見えると思います。コネクタの硬い部分を指でしっかりと抑えてこれを引っこ抜きます。間違ってもコネクター単体を引っ張らないように。
しかし、実のところドライブからマザボに刺さっているコネクターは全部で計4本あります。残りの1本はドライブの底面からマザボに刺さっているのですが、この写真では見えません。写真の3本のコネクターを抜いてドライブを引っ張り出せば自然に抜けます。

しかし問題は戻す時。

写真が無くて申し訳ないですが、修理が終わって組み上げる際、この下側のコネクターをマザボに挿す作業がちょっと大変です。コネクターが短くて、しかもスペースがないために大きい男の人の手だとなかなか入れられません。女性の家族が居れば協力をお願いするか、持てる工具の全てを駆使すれば何とか入れられます。

修理完了後の組上げの際は、念のためピンセットや極細ラジオペンチなどを用意しておいた方が作業が楽です。

因みに私は試行錯誤の末、コネクター1本繋ぐのに30分程度かかりました。

 

私は持ってませんが、こういうのあれば便利ですよね。

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ドライブの手前側の角にもネジが左右に2本ありますのでこれも外します。

そしてドライブの奥側を持ち手前に引くとドライブが外れます。

 

次に3層構造になっているドライブをさらに分解していくと、お目当てのピックアップレンズが取り出せるようになります。

 

④ドライブの分解

赤枠で囲っている部分が問題のピックアップレンズです。取り出すまでにはもうちょっと工程を踏まなければなりません。

で、黄色で囲った部分に白いギア部品がありますが、これは取り外して別途保管しておいて下さい。取り除いておかないとトレイを引っくり返したりしているうちに脱落してしまい後々厄介です。
勿論、組み上げの際はこの部品を定位置に入れることを忘れずに!。この部品が無いと、イジェクトボタンを押してもディスクが取り出せなくなってしまいます。

 

白枠の4箇所のネジを外します。

 

 

中央の上側に白いフラットケーブルが見えますが、この裏側にピックアップレンズの型番を記したステッカーが貼ってあります。

黄色枠で囲っている部分、これがピックアップレンズの型番です。

KEM-450DAA

私が使っている PS3 のピックアップレンズの型番は、 KEM-450DAA であることが分かりました。

 

これでピックアップレンズの型番を確認するまでの作業は完了です!。

 

これを Amazonさん に注文して到着まで数日待つことにします。

 

 

それ以外の型番は Amazon 内で検索して探して下さいね。

検索の際は、

PS3_ピックアップレンズ_(型番) ⇦ (型番)は自分のレンズの型番を入れる。

で検索すると良いと思います。

因みに、ピックアップレンズの型番が分かって注文まで済ませたとします。その後、バラバラにしてしまった PS3 を部品到着までの間どうしておくかが悩みどころです。

めんどくさがり屋の人であれば、部品到着後に直ぐに組み込めるようにそのまま放置しておきがちかも知れません。私も基本は面倒臭がり屋なのですが、ここは満を持して元の状態に組み戻しました。このブログ記事を書くための画像の撮影目的もあったのですが、一番の理由は工程を忘れない(外したネジを確実に組み戻すため)です。

実はかれこれ、無駄に3回ほど バラす⇔組み上げる という作業をこなしました。

ゴールデンウィーク中の休みを利用したので時間はたっぷりあったのでした。

ここでの努力を怠らなかったが為に、2回目、3回目と回数を重ねる毎に作業スピードも正確さもUPしていきました。

でも、たかがピックアップレンズの交換のためにここまでしなくてもいいとは思いますが、時間に余裕のあるかたはやっておいても損は無いと思いますよ。自分のためです!。

 

 

まとめ

今回はPS3をバラしてピックアップレンズの型番を調べるまでの工程をまとめてみました。

Amazonさん のレビューを見る限りでは、極稀に 「交換したのに動作しなかった」 というレビューもありました。PS3 と言えども、中身は殆ど PC のようなもの。やはり PC 系部品ですので相性も少なからずあるのでしょうか?。

Amazonさん のピックアップレンズの部品の評価が3~3.5だったりするのは、動作不良が原因、もしくは新品のはずのピックアップレンズが曇って汚れていたというレビューに基づいたものが多かったようです。レンズを掃除すれば何ら問題はありません。

これを読んでしまえばご自分の PS3 のレンズを交換するか否かの判断を強いられるかとは思いますが、ちょっと考えてみて下さい。PS3 を復活させたいがためにわざわざPCやスマホで検索してこの記事を読んで下さっている皆さま。ピックアップレンズ自体の部品代は高くても¥3.000程度です。購入当時新品で¥30.000も出して買ったPS3を1/10の値段の¥3.000で直せるかも知れないのです。とは言え、ヘクスローブドライバーまでをも購入するとなると、¥4.000-超えちゃいますけど......。

それを一か八かで揃えて、その4000円を高いと見るか安いと見るかは、この記事をご覧の皆様次第です。

ちょっとの労力と時間は必要ですが、値段も値段ですのでダメモトで一か八か部品を購入して賭けに出るのもアリだと思います。

私もそのつもりで部品を調達しました。

後日レンズ交換の記事も書きますが、結論として私は完璧に直りましたので付け加えておきます。

故に100%直るという保障は何処にもありませんが、50%の確率であっても直すだけの価値が PS3 にはあると私は思います。

何せ、PS3 じゃないと遊べないタイトルが多いこと多いこと......。

 

以上余談でした。

 

次回の記事ではピックアップレンズの交換の手順を取り上げますが、上記事例のように交換はしたものの動かない事も稀にあるようですので、PS3の分解作業はもとより注文から交換までの一連の作業については全て自己責任で行ってくださいね。

当サイトでは責任を負いかねますので、その旨ご了承の上作業の是非をご判断ください。

 

追伸、続編のピックアップレンズ交換記事はこちらです。

 

それでは。

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