【2021保存版】軽バン・軽トラックにオススメの国内メーカースタッドレスタイヤ

/2021年の軽バン専用スタッドレスタイヤ　各社のラインナップ

2021年軽バンにオススメのスタッドレスタイヤを紹介します。

産業用として使われるトラック・バン、軽バン専用のスタッドレスタイヤは、普通車用のスタッドレスタイヤとは違い、モデル年数が長いのが特徴です。

ましてやマイカーなどで使用される普通車とは違い、長い距離を走ることも多く、雪路面から氷上性能、耐久性、耐摩耗性など求められる性能もさらに過酷なものとなります。

毎日のように過酷な環境で使用される産業用車両のスタッドレスタイヤだけに、普通車と比べても、厳しい評価が下されることも少なく有りません。

その多くは会社の経費によって運用されることが殆どではありますが、仕事で使うとなると一度怖い思いをしたスタッドレスタイヤやメーカーに対しての憤りや、それぞれのメーカーの好き好きや銘柄への拘りなど、使用者によっても様々な意見が分かれるものと思います。なんと言っても会社のクルマですから自分の意思でタイヤを選べない可能性があるからです。

でも、いざこれを自分でメーカーや銘柄を選んで購入するとなると、それ相応の知識がないと選ぶものなかなか難しいものがあります。

本記事では、2021年現在販売されている国内メーカーの軽バン専用スタッドレスタイヤのラインナップとオススメモデルについて紹介していきたいと思います。

ブリジストン

ブリジストンのスタッドレスタイヤは「安全・安心なドライブを楽しんで頂く」というコンセプトに基づき開発を進めています。

他メーカーと違いブリジストンは軽バン専用タイヤとしてBLIZZAK VL1とW300の2銘柄を販売しているのが特徴です。

故に雪上の走破性や氷上性能に対しての独自のノウハウと拘りは他ライバル社の追従を許しません。

ブリジストンウェブサイトからの引用になりますが、北海道・北東北でのスタッドレスタイヤ装着率は47％以上と2台に1台はブリジストンを選択しているということからも、北海道・東北ユーザーのブリジストンに対しての信頼度が伺えます。

一度ブリジストンを使ったら他メーカーのスタッドレスタイヤは履けないという声も聞こえてきます。

では、それぞれの特徴を下記に記していきます。

BLIZZAK VL1

引用：ブリジストンウェブサイト

新配合ゴムを採用することにより、路面温度によって変わるゴムの硬さを最適化し、ドライ路面における高い走行性能と耐摩耗性を向上。

特に氷上性能は軽バン用スタッドレスタイヤのラインナップでは唯一無二の存在であると言えます。

氷路面ではゴム自体が柔らかさを保つことで、トレッドが路面に密着し、氷上での高いグリップ力を確保。

さらにコンパウンド内のミクロの水路を最適配置することで、均一な耐摩耗性と、安定的な除水効果を発揮します。

BLIZZAK VL1は、その名の通り商品名にBLIZZAKが付随しているのがわかります。

BLIZZAKとはブリジストンが社の威信をかけて開発販売しているスタッドレスタイヤのオリジナルブランド名です。BLIZZAKの名前を使う限りは生半端な商品をこの世に送り出すことなど許されることではありません。

それだけにこの商品に対してのユーザーの信頼度も高いということは容易に想像できます。

ビジネスシーンで使用されることの多い軽バン用スタッドレスタイヤだけに、気になるのは購入時の費用です。安ければ安いほうがユーザーも購入はしやすいものですが、そんなVL1はお値段がちょっと高め。

他社の軽バン用スタッドレスタイヤと比べると、お値段は4本分で約2倍のお値段となります。

購入に際してのポイントは、性能とコスト、どこに重点を置くかでしょうね。

1本あたりの実売価格は￥6,500～￥7,500、タイヤ4本で約￥28,000～￥30,000、145R12 6PR ホイールセットで約￥45,000～￥60,000が相場です。

BRIDGESTONE(ブリヂストン) BLIZZAK VL1 145R12 6PR スタッドレスタイヤ

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BLIZZAK VL1 サイズ表

W300

引用：ブリジストンウェブサイト

ブリジストンの軽バン用タイヤの売れ筋モデルであるW300 。

管理人もいま現在愛用しています。

W300の特徴は、ブリジストンが目指すスタッドレスタイヤの基本的な性能を満たしたスタッドレスタイヤです。

VL1と比べても特に特記する部分はありませんが、スタッドレスタイヤに求められる最低限の性能はクリアしている商品です。

開発もVL1とほぼ同記事に行われたということで、コンセプトや性能面でもVL1のノウハウが少なからず受け継がれています。

VL1の廉価版と言って良いのかは分かりませんが、コスト重視で特にブリジストンのスタッドレスタイヤじゃないと駄目だ！というユーザーにオススメです。

1本あたりの実売価格は￥3,000～￥4,000、4本でも￥15,000～￥16,000、145R12のホイールセットでも￥32,000～￥40,000というリーズナブルな価格と高い剛性と耐摩耗性が魅力です。

初年度はホイールセットでW300を安価に購入し、数年後にVL1に履き替えるという戦略もコスト的には良いかも。

W300 サイズ表

TOYO

トーヨータイヤは普通車用スタッドレスタイヤにオブザーブというオリジナルブランドを持っています。

管理人も若い時代、S13シルビアにてオブザーブには大変お世話になりました。

一見するとトーヨータイヤのスタッドレスはマイナーなイメージを持たれるかもしれませんが、商用バンや小型トラックなどでの需要は多く、それなりのシェアを確立しています。

特にルートバンユーザーからは一定の高評価も得ているのが特徴です。

会社単位での契約絡みの大量仕入れ、大量導入が多いことからも、低コストで導入もしやすいのが特徴といえるでしょう。

DELVEX935

引用：TOYOウェブサイト

トーヨータイヤの軽バン専用スタッドレスタイヤのオリジナルブランドであるDELVEX935。

その特徴はなんといっても独自のトレッドパターン。

ジグザグ主溝（しゅこう）と呼ばれる特徴のあるトレッドが降雪時のトラクションの維持の向上に貢献します。

見るからに聞きそうな特徴的なトレッドパターンですよね。

ジグザグ連結ブロックとともに周方向（回転方向）でのパターン号税を確保し、偏摩耗の抑制にも効果を発揮します。

同社従来品のDELVWX934と比べても、氷上性能で約7％も制動距離の短縮を実現しているということです。

12インチ国産スタッドレスタイヤホイール4本セット 145/80R12 80/78N MUD BAHN XR-600S 3.50B 4/100 45 JWL-T規格適合品 (TOYO DELVEX935)

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DELVEX935 サイズ表

YOKOHAMA

ヨコハマゴムはブリジストン、ダンロップに次いで国内シェア第3位、世界シェアでも第8位を誇る老舗メーカーです。

私も過去、走り屋時代にはGRANDRRIXシリーズでは大分お世話になりました。

かくいう管理人メイン所有の日産Y51フーガでは、夏タイヤではADVAN SPORTS V105、冬ではIceGUARDでシーズンを通じて大変お世話になっているメーカーでもあります。

そんなヨコハマゴム工業ですが、スタッドレスタイヤにおいてもやはり国内世界ともにシェアトップを独走するブリジストンと比べられることも多々。

しかしながら、個人的にはIceGUARDを履いたズルズルFRのフーガで、家族4人を引き連れて年末は秋田～山形などの豪雪温泉地帯を走破してきましたが、特段なんの不安もありませんでした。

もちろん、購入からの経過年数や残り溝などタイヤの経年劣化による性能の変化も多少はあるでしょうが、国内第3位メーカーだからタイヤの性能も更に下がる....というのは決して比例しないということを念を押しておきます。

上記のことからも、生涯でいちばんお世話になっているタイヤメーカーかも知れません。

それでは、そんな横浜ゴムの軽バン用スタッドレスタイヤの特徴をみてみましょう。

iceGUARD iG91 for VAN

引用：横浜ゴムウェブサイト

氷上性能に特化しているのが特徴的なIceGUARD iG91 For VAN 。

トレッドパターンがTOYOのDELVEXによく似ていますね。

この独特なトレッドパターンが新雪やシャーベット路面などでの効果的な排雪・排水性を生み、特徴的な4本の主溝が横滑りの防止に役立っています。

ヨコハマ(YOKOHAMA) スタッドレスタイヤ 4本セット ice GUARD IG91 195/80R15 107/105L

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iceGUARD iG91 サイズ表

DUNLOP

管理人は残念ながら、DUNLOPのスタッドレスタイヤのみ乗用車、商用車ともに過去の使用歴がありません。

しかしながら、現在は夏タイヤでお世話になっており、DA17Vエブリイに同社のオールテレーンタイヤ GRANDTREK TG4 を使っています。

ダンロップこと住友ゴム工業は国内シェアではブリジストンに次いで第2位、世界シェアでも第6位に入るというユーザーからの信頼も厚くリピーターが多いことでも有名です。

過去にファルケンやオーツタイヤなど、国内の小さなタイヤメーカーを吸収合併して大きくなり、現在のシェアを確立しています。

日本では福山雅治さんをCMに起用するなどでブランドイメージもとてもよいと思います。

さて、そんなダンロップですが、スタッドレスタイヤの銘柄はWINTER MAXX SV01 for VANです。

ではそんなSV01について細かくみていきましょう。

WINTER MAXX SV01 for VAN

これまでの TOYOのDELVEX935 や IceGUARD iG91 For VAN  とは一風変わったトレッドパターンが特徴の WINTER MAXX SV01 for VAN。

左右非対称的ともいえるパターンの WINTER MAXX SV01 が目指したのはまず、氷上性能の向上です。

一般的な国内メーカーのスタッドレスタイヤは、基本的な雪上性能はほぼ同等の性能であると管理人は考えます。

言い換えれば国内メーカーのタイヤは雪上性能などの性能はほぼ一線と管理人は考えます。

結論を言ってしまうと、スタッドレスタイヤに求められる性能は、ズバリ 氷上で止まれるかどうか なのです。

凍結した路面でグリップ力を高めるための決め手は、氷面への接地面積を広げ、そしてしっかりと密着させること。

それは「MAXXシャープエッジ」と「ナノフィットゴム」の技術開発がそれを実現しています。

ダンロップ独自のサイピング技術で開発した「ミウラ折りサイプ」のサイプ幅を25％細くした「新ミウラ折りサイプ」を採用したMAXXシャープエッジ。このシャープになったサイプ幅がブロックの倒れ込みを抑制し接地面積拡大に貢献します。

次に特筆すべきは耐摩耗性。

WINTER MAXX SV01 はドライ路面での摩耗に強いのも特徴です。

同社製過去のタイヤと比較しても、対ライフ性能は1.5倍UP。これにより、これまでのタイヤと比べてももうワンシーズン寿命が伸びるという嬉しい結果になります。

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WINTER MAXX SV01 サイズ表