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実は15年ほど前は大っ嫌いだったプレーヤー
今回は iTunes についてのエントリーなのですが、この章の見出しの通り今から15年ほど前は iTunes は数あるミュージックプレーヤーの中でも一番大っ嫌いだったプレーヤーだったのです。つまり、過去形ですよ。
当時は Windowsマシン しか持っていなかったし、お世話になったプレーヤーと言えば Winユーザー にはお馴染みの Windows Media Player (以下WMP)を愛用していました。しかし、あまりにも WMP の機能の乏しさに愕然とし20年前、つまりは当時の自分のOSが Win98 SecondEdition の頃(今の20代の若い方はこの名前すら知らないでしょうね)ネットを徘徊している時に iTunes と出会います。iTunes は当時としては斬新なUIだったり、ミュージックプレーヤーなのにストアにつながって楽曲の購入も出来るるなど多彩な機能を誇っていましたが、如何せん Winマシン では起動するもの動かすのも、とにかく重くて重くてまともに動かない。当時はwinの自作マシンを使用していましたが、メモリなんて256Mとかですから iTunes の立ち上げ直後にフリーズすることもしばしば。使い物になりませんでした。しばらくは騙し騙し iTunes を使っていましたが、Winマシン でありながら無理して Apple のミュージックプレーヤーを使う意味がない事にようやく気づきます。それからというものしばらくの間は Real Player を使っていました。Real Player もまた、当時としては画期的な動画をダウンロードできる機能も備えていたりで、それはそれは重宝していましたね。動画のダウンロードなんて今やスマホでは当たり前のように使っていますが、20年前は動画をPCにダウンロードするにもいろんなソフトを探してみては試用してみてと、不自由を強いられていました。
ホントに時代の進歩を感じます。
iPhoneの登場で.....
iPhone は6年ほど前に iPhone5 ユーザーになったことがきっかけで頻繁に使用するようになりました。WindowsOS も XP になり、メモリも2G〜4Gが当たり前になった時代。何とか Winマシン でもまともに iTunes が動くようになりました。
というか、iPhone ユーザーである限りは iTunes が無いとバックアップも取れないし、現在では機種変更時のデータやアプリ転送も全て iTunes 経由。2016年10月のiPhone7 の機種変更時は、au に予約注文した iPhone7 が発売日当日に郵送で届き、iTunes 経由でデータのバックアップまでをも完結。つまり、ショップに行かなくても自宅で機種変更できる時代となった訳ですね。いい時代になりました。
itunesは使い方次第ではとても便利なプレーヤー
前置きが長くなりました、スミマセン。
itunes のノウハウの中でも、比較的詮索率の多い要件の中に 「itunes に登録した音楽をMP3形式にエンコーディングしてモバイルデバイス等に転送したい」という件が多いように見受けます。最近では、iPod や USBメモリ などに音楽ファイルを詰め込んで外でそのファイルを使用する機会も増えましたね。
私の場合、電子ドラムの Rorand TD-3D30 を使って【叩いて見た】音楽制作をしていますが、TD-30に音楽ファイルを読み込ませる際にもMP3ファイルをUSBメモリに取り込んで楽曲を流しながらドラムを叩くのに使用しています。
今回は、iTunes から MP3ファイル を取り出す作業の工程について説明したいと思います。
itunesからMP3にエンコードする
今回のエントリーで使用している手順とスクリーンショットは、平成29年1月現在では最新の iTunes12.5.4 のバージョンのものです。
【手順】
itunes を起動します。
※補足(エンコードとは変換という意味ですヨ)。
アルバムを丸ごと1枚変換するやり方と、アルバムの中から1曲だけ変換するやり方の2種類をご紹介します。
アルバム1枚を丸ごとMP3にエンコードする
①起動したら、MP3 に変換(エンコード)したいアルバムを選びクリックします。
②メニューバーからファイルを選びます。
③ファイルメニューの 変換 ▶︎ MP3バージョンを作成 をクリックします。
④すると、アルバムの曲名がそれぞれ2曲ずつになりました。
赤の矢印の曲の方が MP3ファイル になります。
出来上がった MP3ファイル をそれぞれデスクトップに逃がしてフォルダに入れるか、そのまま USBメモリ のフォルダを開いてドラック&ドロップすれば移動出来ます。色々作業していると、どれが元の楽曲でどれがMP3のデータなのか分からなくなりがちですが、基本的に後から作った曲データは下側に配置されますので迷うことは無いと思います。それでも不安だったら、楽曲タイトルの右側の「・・・」をクリックして 「情報を見る」をクリックするとファイルの種類を確認出来ます。
アルバムの中から1曲だけMP3にエンコードする
アルバムを丸ごと MP3 にエンコードする場合一番最初にする作業は、エンコードしたい対象のアルバムの選択でしたが、今回は1曲だけを選択するのみです。
ではその手順です。
①アルバムをクリックした後に曲名が出るので、エンコードしたい曲を選択します。
②ファイルから 変換 ▶︎ MP3バージョンを作成 をクリック
③選択した曲が1個だけ表示されています。
④ドラック&ドロップで任意のフォルダに移動すれば終了です。
まとめ
以外に簡単に出来てしまうんですね。
でも、あまり音質に拘りを持っていないのなら、iTunes に取り込む際に初めからMP3 でリッピングしてしまった方がいいかもですね。
相変わらずWinマシンで iTunes を起動するとマシンが不安定になりますが、iPhone ユーザーで Winマシン しか持ち合わせていない場合は騙し騙し起動して使い切るしかないですね。Winマシン のスペックに自信の無い方は、念のため他のアプリ系は閉じてから作業をすることをおすすめします。