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PCの出荷位台数 世界No.1
レノボはいま世界で最も売れているパソコンメーカーであり、なかでもThinkpadシリーズはビジネスノートとしての出荷台数は世界一のメーカーです。
そのユーザーの多くはPCを片手に国内、世界を飛び回るビジネスマンです。
Thinkpadシリーズを筆頭にIdeapadやYogaなどの魅力的な機種を矢継ぎ早に市場に投入してくるレノボ。
今回の記事は、そんなレノボの歴史からユーザーに支持される理由を書きてみたいと思います。
レノボの歴史
レノボの歴史はまだ浅いです。
でもそれはあくまでもレノボでの話。
レノボは現在、香港に本社を置きアメリカ合衆国、日本にオペレーションセンターを置くパソコンメーカーです。
もともとは中国でスマホメーカーとして起業したのが発端ですが、2015年にモトローラに統合し2016年には携帯電話部門をモトローラに一本化しました。
1984年、中国の研究機関で国務院直属事業単位である中国科学院の計算機研究所の所員が設立したのが発端となります。
沿革
- 1988年6月 香港聯想電脳公司を設立
- 1989年11月 香港聯想集団公司に改称 ブランド名は「Legend」(レジェンド)
- 同年 北京聯想計算機集団公司が成立
- 1990年 中国国内での独自ブランドの販売を開始
- 1994年 香港聯想集団公司が香港株式市場に上場
- 1997年 レノボブランドが(中国)国内販売トップを記録
- 2003年 ブランド名を正式にLenovo(レノボ)と改称
- 2004年 IBMからPC部門を買収
レノボがIBMを買収する
2004年12月にレノボはIBMからPC部門を買収しましたが、今思うところ昨今のPCの業界では類を見ないほどの一大ニュースだったのではと思うところです。
あの天下のIBMが中国の企業に買収されたのですから。
私も当時は中国国内にそんなに力のある企業があるのか?と、当時若いながらに報道を疑った思い出があります。
その当時、中国は目覚ましいスピードで経済発展を遂げていた時期もでもありました。
IBMといえばノートPCのThinkPadが有名ですが、当時はレノボに買収されてからのThinkPadの行方がどうなるものかと右往左往したものでした。
この頃も現在の2020年になっても、ThinkPadはノートPCとしてビジネスマンの象徴的な存在としてあり続けていたので、そのモデルがガラッと変わってしまわないのか?と、誰もが心配したことと思います。
しかしながら、レノボに変わってからもThinkPadは変わることなく正常進化してくれました。
日本の拠点
IBM時代から日本にも横浜に研究・開発拠点(名称:大和研究所)を構えていたのでレノボの時代となっても日本の研究所を拠点にコンピュータの開発が続きました。
2011年にはレノボとNECの共同出資により、NEC/レノボ・ジャパングループが発足します。
こうして事業統合したことで、もともと山形県米沢市にあったNECの製造工場でThinkPadの一部の高給モデル(X1Carbonシリーズ)を製造することになり、該当モデルの国内での入手に要する納期が大幅に短縮されるようになりました。
もともと日本市場においても根強いファンの多かったThinkPadであったので、後の米沢モデルの登場などで国内の根強いファン向けに手厚い対応をしてくれるところが、日本のコアユーザーの期待を裏切らなかった要因にもなったのでは?と個人的には思います。
なぜに人気!?ThinkPadに魅せられるビジネスマン
なぜ、これほどまでにビジネスマンに人気となったのでしょうか?。
ThinkPadの多くは法人の利用が多く、企業が大量に購入し社員に持たせる事で出荷台数を稼いでいます。
これはIBM時代からデスクトップ、ノートPCともに同様であり、大企業から中小、SOHOに至るまでの需要があったからなのです。
レノボ製品となってもThinkPadのコンセプトが大きく変わることはなかったし、NECと統合することで大和研究所や米沢事業所などの国内拠点がそのまま稼働したことで、日本の法人ユーザーを裏切らなかったという一面があるのでしょう。
ThinkPadはもともと、性能面でもおおくのビジネスマンを魅了してきました。
常に最新のCPUと記憶媒体、メモリを搭載したPCをよに送り出し、PCの高い処理能力を必要とする専門分野からの要求にも柔軟に対応出来るハイスペックモデルでもカスタマイズして顧客のニーズに常に応え続けてきました。
ThinkPadはマットブラックを基調とした無駄のないデザインが特徴で、余計なソフトを一切入れないで出荷する、いわゆるビジネスモデルに特化したノートPCです。
躯体の設計はまさにノートPCのお手本と言ってもいいでしょう。
無駄のない必要最低限の最新のインターフェイスを常に装備し、ユーザーの利便性の工場に寄与します。
少々落としたぐらいでは壊れない頑丈な躯体はThinkPadユーザーの中ではあまりにも有名な話。
キーボードの中心部分に鎮座する赤色のトラックポイント、マウスの変わりとなるポインタですが、これについても古きよきIBM時代からの遺産をしっかりと受け継いでくれています。
打ちやすい定評のあるキーボードはIBM時代から今日に至るまで引き継がれています。
実際のところ管理人もキーボードの打ちやすさでThinkPadの信者になっている部分もあります。
某メーカーのように押したか押して無いのかわからないようなキーストロークの少ない(キーストロークが殆ど無い)ノートPCは苦手です。
少々タイピング音がうるさくても、タイピングマニア?としては、やはり.....”押した!”感が欲しいのです。
だから一度ThinkPadを使ったユーザーは次回もThinkPadを使い続けるのでしょう。
こんな話があります。
とある企業で往年の間IBM製のThinkPadを納入し続けて社員に供給し続けてきたのが、IBMからレノボに譲渡された途端、PCの供給・保守契約を他社製PCに鞍替えしてしまった企業があったそうです。
その企業のビジネスマンたちは会社から支給されてきたThinkPadをこよなく愛し使い続けて来たそうですが、会社がレノボ(ThinkPad)との契約を打ち切り他社に移行した瞬間、一部のビジネスは支給されたPCを自分のデスクの奥にお蔵入りさせ、自腹でThinkPadを買って使い続けたという話を聞いたことがあります。
先述したとおり、一度ThinkPadを使ったユーザーはThinkPadを使い続ける運命になるんですね。
まとめ
MACも良いです。先日までMacBookProを使っていた自分もMACの魅力についてはそれなりに語れます。
が、日本のビジネスシーンでのメインコンピュータはやはり、Windowsなのです。
WinPCを購入するとなれば選択肢はたくさんあります。
教育機関用、個人用、クリエイター用、ビジネス用。
世界のビジネスシーンで今日までビジネスマンたちのデジタルワークを支えて来た中心にはいつもThinkPadがありました。
ThinkPadを語らずしてWindowsの歴史を語ること無かれ、ThinkPadもWindowsとともにこれまでのあいだ正常に進化してきたのです。
ユーザーの期待と信頼をレノボになってからも裏切らなかったThinkPadは、これからも絶対にユーザーを裏切ることはないと信じています。