目次
はじめに
ども、shigeponです。
今回はドラムの話です。
私がドラムを始めたのは、今から2年前の2014年7月でした。
年齢にして41歳の時です。
40歳を超えてから音楽活動?をするというのも稀なケースかもしれません。
また、大人になってから音楽を始める大人に対しての偏見もネット上ではよく見かけます。
音楽といっても様々なジャンルがありますが、クラシック系は幼い頃から英才教育を施されて大人になってからプロとして生計を立てている人もいますが、プロになれるのはほんの一部の方だけなんでよく聞きますが、まさか40を過ぎてからプロを目指そうと思う程身の程知らずではないし、そんな甘いものではないという事ぐらい、よ〜くわかっております!。
ただただ、ドラムが好き、理由はそれだけです。
ドラムを始めたきっかけ
小学の頃からドラムに興味があって、機会があればやってみたいと思ってました。
しかし、その楽器の特性上、購入したとしてもなかなか自宅で気軽に練習できるようなものでもありません。
ましてや、小学校の頃に10万円近くもするドラムセットなど買えるような訳はなく、私にとってのドラムは夢のまた夢となりました。
中学校を卒業し高校生になってからは部活の傍らバイトもするようになったのですが、お金が貯まっていざ買えたからといっても自宅の住環境がそれを許してくれません。住宅地の一角にある我が家でドラムを叩くということは近所に対して騒音を発生させるようなもの。
部屋に防音設備を施すとなると、今の時代でも6畳の防音対策で軽く300〜400万は掛かるそうです。
金銭面、環境その他を考慮していくと、ドラムは無理なのかな〜と次第にその夢は遠ざかって行きます。
やり方次第では、友達とバンドを組んでスタジオを貸し切って練習.....なんて選択肢もあったのですが、高校時代はサッカーの部活にのめり込んでいた事もあり、バンドを組むなんて精神的な余裕などありません。
結果、社会人になるにつれて、ドラムとの縁はどんどん遠ざかっていき、いつしかドラムを叩きたいと思っていた事すら忘れていました。
それは、新たな趣味としてクルマに出会えた事がそうさせたのかも知れません。気がつけば自称走り屋になっていて、S13で夜な夜な峠を走る日々はそれ以降10年ほど続きました。
しかし、家庭を持つようになり、室内をロールバーで張り巡らせたシャコタン・爆音のクルマにいつまでも乗っている訳には行きません。
そして、走り屋を辞めて、奇しくもファミリーカーとしてミニバンを購入する事になりました。
それから更に10年、子供も成長して一軒家の主人となった今、燃えるほどの趣味を持たなくなった自分が居る事に気がつきました。
「shigeponの趣味は何?」と知人に聞かれても、「カメラとクルマと.....」とは言うものの、クルマも今やおっさんセダン。カメラの腕前も所詮初心者に毛が生えた程度。人に自慢できるほどの趣味を持たなくなっていたのです。
そこである日の事、you tubeを徘徊していた時です。1本の動画に出会います。
今はプロドラマーとして活躍する彼女も動画の当時はまだ中学生。
中学生でこのドラミングには正直度肝を抜かれました。
この動画を毎晩みていて、いつしかドラムを叩きたかった幼きころの自分を取り戻したいと思うようになりました。
そこから、私のドラム購入計画が始動したのです。
小学校からの夢を実現する
小学校からずっとやりたかったドラム。
環境さえ整っていれば、私のドラム歴は恐らく30年程度になっていて今頃はイケイケだった事でしょう。
しかし、実際に始めたのは2016年の夏からですので、まだまだ歴は1年と半年程度です。
別にバンドを組みたいと言う訳でも、今更プロを目指すなんて無茶な事ですから......。
ただ、熱く熱中する何かが欲しかったのです。
そして、先ほど紹介した動画でついにその思いは具現化され、いよいよドラム購入となります。
家を新築下はいいが、ハウスメーカーさんに「ドラムをやりたいんですが、防音室の施工費はどのくらいですか?」と聞くと、
「6畳で大体300万程度ですかね....」
との回答。
もちろん、予算オーバーで即却下でした。
ならば!と、電子ドラムの購入計画を始動します。
購入するメーカーは以前からRolandと決めていたので、自動的にV-Drumsをチョイスすることになる訳ですが、V-Drumsと言っても下位モデルは5〜6万から上位モデルは60万までピンキリです。当初は中間機種のTD-25KV-Sでほぼ決まりかな?と購入の直前まで行ったのですが、TD-25でも2年前は出たばかりの製品で、価格はネットショップですら30万弱。
更に調べていくと、最上位機種のTD-30KV-Sは60万、しかし、そのTD-30の廉価版モデルだと40万程度で買える事が判明。
最終的に、あとあと後悔はしたくないとの思いからちょっとカスタマイズした結果、46万くらいになりましたがそこは鬼のローンで踏み切り購入を決意。
届いたその日から、私の念願であったドラムを趣味とする夢が叶ったのでした。
元 BOØWY 高橋まことの魅力
小学校の頃から大のBOØWYファンだった私は、憧れの存在はもちろんまこっちゃんです(元BOØWY:Drums)。
ライブのDVDを見ていても、あまり目立つことのないドラムが映るシーンばかり追いかけている日々でした。
BOØWYが解散してからは色々なDVDも出ましたが、まこっちゃんもドラム教則DVDを出してくれるようにもなりました。
[amazonjs asin="B002JCN29I" locale="JP" title="スネア THE MOVIE 8beat of BOOWY DVD"]
まさにこのDVDは私の教則DVDとなり、今現在も毎日とはいかないまでも、1週間に一度は見るようにしています。
このDVDでまこっちゃんも最後の方で言ってるのですが、
「待っていても、好きなものは自ら追いかけないと自分のものにならない」
と。
これをドラムを好きになった事すら忘れていた若かりし頃の自分に言い聞かせてやりたいな.......と。
まこっちゃんは、兼ねてからドラム志望ではなかったそうです。
音楽の登竜門はギターからだったそうですが、あまりにも自分の不器用さを垣間見てしまい、途中で断念したのだとか。今でもそうですが当時もドラム志望の人口は極めて少なく、組んでいたバンドでドラムが居なかったので急遽ドラムをやる事になったんだそうです。
しかしながら、今となっては(BOØWY時代も)あのドラミングです。
彼の叩くビート、特に8beatはどことなく他のドラマーよりも郡をぬいてとても暖かく、そして力強く感じます。それが、アトミックドラム、ミスターエイトビートと言われる所以でしょう。
実際に素人がドラムを叩くとよくわかるのですが、一定のリズムで叩く事がどれだけ難しいか.....。リズム感の全くない自分は今でも出来てません.......笑。
BOØWYの全盛期からずっとドラムを担当してきた彼。
BOØWY解散後もDe-Luxを経て、2016年の夏にはもとSURFACEのヴォーカル、椎名慶治らとともに JET SET BOYS を結成。60歳を超えた現在でもバンド活動を中心にドラマーとして活動しているパワフルさには感動を超えて尊敬すら覚えるのです。
まこっちゃんを目標にしたところで、所詮素人には手の届かない大きすぎる存在ではありますが、永遠の師匠としてこれからも彼を追い続けたいと思います。
ドラムの魅力
どうしてドラムに取り憑かれたのでしょう。
もちろん、BOØWYのまこっちゃんの影響はあるのですが、それだけではないのです。
ヴォーカル、ギターがバンドの花形だとして、ベースとドラムは一見地味な存在であるかもしれません。私はバンド経験のかけらもないですが、ベースとギターはバンドの中でも音とリズムの根幹とも言われています。言わば縁の下の力持ち。ベースとドラムがあってこその、あのバンドの音。この縁の下の力持ちに惚れ込んだという訳です。自分の性格とか存在に合っていると感じたのかも知れません。
一見すると、バンドの中で唯一椅子に座りながらの演奏で楽なように見えますが、実は一番カロリーを消費するくらいパワフルな運動量を誇ります。汗をかきながらドラムを叩く姿が特にカッコイイ!!。
とは言っても、先ほど言った通りで私はバンドを組むつもりも、勿論プロになりたいなんで甘い考えも持ちあわせていません。ただ、自分が熱くなれるものと出会って、それを年を重ねるごとに少しでも上手になれるように日々練習を重ねるだけです。自己満足でもいいので。
まとめ
今回は自分の40代からのドラム人生について語ってみました。
人間いかなる時も、現実を忘れるくらい熱くなれるものが必要だと思います。
毎日毎日同じような仕事ばかりをこなす現代人。早すぎて、そして多すぎる情報の波に飲まれて、どの情報を信じていいのか分からずに右往左往する日々。
まさに情報とストレスに押しつぶされそうになります。
嫌な上司にもお客様にも頭を下げなければならない時もあります。
だからこそ、現実逃避ができるものが必要なんです。
それを趣味と呼ぶのか特技と呼ぶのかはその人次第でしょう。
たまたま私には、それがドラムだったというお話でした。
と言いつつも、現時点でのこのブログの1日あたりのPVは100程度ですので、もしかしたら誰にも読まれないエントリーになるかも知れません。
でもいいんです。
つまらないエントリーを最後まで読んで下さってありがとうございます。
あなたの熱くなれるものって何ですか?。
それでは。