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個人事業

【個人事業】弥生販売を導入するメリット まとめ

2016年11月19日

目次

個人事業ノウハウ(サイト内リンク集)

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請求書はまだ手書き?それともEXCEL?

お早うございます。

今回のエントリーは弥生販売についてです。

事業をされている方で、特に中小企業での導入実績の多い弥生製品ですが、会計ソフトや販売管理ソフトなどを多数販売している弥生製品は業界シェアNo.1として知られる会計ソフトの販売大手です。

 

弥生販売14

弥生販売についてのエントリー。中小企業に導入実績の多い弥生販売についてその導入のメリットを紐解きます。

 

 

 

 

因みに、上の画像は2年前に撮ったものですので ”弥生14” になってますが、2020年現在のバージョンは ”弥生20” となっています。

同社の会計ソフトと言えば、弥生会計 ですが、今回のエントリーは 弥生販売 ですからね!お間違いなく!。

ところで弥生販売って一体何が出来るの?という疑問をお持ちの方も多いかと。

という訳で、「今回は弥生販売はこんな方向けのソフトです」 という説明をさせて頂ければと思います。

 

 

弥生販売は販売管理ソフトです。

弥生販売は会計ソフト.....ではなく、販売管理ソフトです。

現金決済、または売掛決済の事業をされていて、日々の売上を弥生販売で管理したり、売掛で商品を販売して指定された締日に請求書を発行して請求先に送付するような業種の方に最適です。

「現金や売上の管理なら会計ソフトで充分でしょ!?」と思われがちですが、販売管理ソフトの一番の導入のメリットは 日々積み重なった得意先の売上を一括管理して、指定された日に締めて請求書の発行ができる という事です。

ご承知の通り弥生会計では残念ながら請求書の発行は出来ません。

この辺は会計ソフトメーカーもうまく商品のラインナップを考えてるな~と関心してしまいますが、実際に弥生会計と弥生販売を一緒に使ってみると、「それぞれの役割が大きく違うから当然!」という認識になります。

もちろん、2つのソフトが一つにまとまって価格もよりリーズナブルになればユーザーにとっては嬉しい事ですが.....。

というわけで、売掛処理に特化したソフトと考えても良いでしょう。

それに付随して、毎月の商品の売上の管理(商品別の販売実績の管理など)も簡単に出来てしまいます。

例えば、1ヶ月の期間内に一つの取引しか発生せず、請求項目が一つしか無いような場合は正直WORDやEXCELのフォーマットでも充分対応出来るでしょう。

最初は私もそうでした。

しかし、複数の顧客に対して毎日取引が発生し、且つその取引を末締めにして請求書を相手先に送付するような場合、正直EXCEL管理だと限界が生じてきます。

何せEXCELですから顧客の件数や入力の項目が多くなればなるほど、入力の間違いがあったりセルのロックを忘れたがばかりにいつの間にか関数や計算式が消えていたり、色々と不都合も出てきたりします。

一番厄介なのは日々の数値の入力忘れとか。

全ての業務をルーチンで行っている方なら問題ないかも知れませんが、2日に一度~3日に一度しか帳簿を入力しないような場合、稀にEXCEL帳票だと売上の入力忘れが生じる場合もあります。

一方で、PCソフトを導入することでPCの立ち上げ時に業務管理ソフトを立ち上げる癖をつけていれば、その日の業務終了時にPCをシャットダウンする時点で、必ずアプリケーションを閉じると思いますが、その時に

「あれ、今日の売上入力したかな?」

なんてソフトの入力内容やその日の業務を振り返る事が出来ます。

ちょっと話が逸れますが、弥生会計(やよいの青色申告)と弥生販売の両方を使っていて同じテータを入力して管理すれば、入力した数値の間違いなどもわかります。

特に会計ソフトへの入力の際は 仕訳作業 が発生しますので、その後に弥生販売の売上データと比較して得意先への請求金額のミスを未然に防ぐ.....なんて使い方も出来ます。管理人もこれに何度も助けられました。

 

 

 

操作は独特.....だが、すぐに慣れる

どうも会計ソフト系の操作はやったことがない人にとっては未知の世界な訳で、独特の操作に慣れるまでには多少時間が掛かると思います。

しかも、導入直後は自社の全商品を全てコード化して単価登録などもしなければならないし、顧客の情報も担当者レベルまで入力といった作業が待っています。まさに名刺バインダー開きっ放し状態が数日間続くのです。それだけでもかなりの労力を強いられます。

でもこれは産みの苦しみと思って、頑張って登録してください。

登録が終わって運用が始まれば、あとはコードを呼び出してENTERを押すだけで全てが済みますから!。

運用から2年が経過したわたくし、今はサクサクと快適に使わせて貰ってます。大丈夫!、すぐに慣れます。

 

弥生販売 スクリーンショット

 

 

弥生販売の導入を決断するタイミングは?

導入を決断するタイミングって難しいですよね。

現在事業を営んでいる方なら、先に述べた通り今の請求処理に問題が生じている場合に検討してみてもいいと思います。

しかしながら、結構な高額ソフトです。因みに一般の通販サイトでの値段も40.000円ちょっとはしますので、躊躇される方も多いはず。

これから事業を始めるという方は、初期投資を出来るだけ抑えたいという方も多いと思います。

でしたら、まず最初はビジネステンプレートサイトからフリーでダウンロードできるEXCEL等でダウンロードして、まずそれで使ってみる。

もしくは自分で作る。

それを使っていく中で問題が生じたり、顧客数、取引項目が増える ⇨ 収拾がつかなくなった その時点で弥生販売を導入してみても遅くはないと思います。

また、もう一つの考え方として、事業開始前にしっかりと準備を整えてから事業を開始したいという方も居ると思います。

この手のソフトは操作に慣れるのも一苦労です。

実際に事業を始めてからの特に初年度は色々と忙しい事ばかりで、PCソフトをゆっくり習得している時間が取れないかも知れません。

事業開始前に導入してソフトに慣れておいて、自社の商品コード、現時点で分かっている顧客の登録を済ませておけば、ソフトランディング出来る....という考え方もあります。

売掛処理が5割以上の業種であれば必須のソフトと言えます。そして、これ一本で業務の効率は劇的に変わりますヨ!!。

このサイトに行き着くまでの間、皆様もあちこちのサイトを駆け回って色々と調べてきた事と思いますが、ネットの書き込みやレビュー等でも、弥生の製品は ”値段が高い!” と言われます。私も最初はそう思いました。

しかし、使ってみれば分かります、高い理由が.....。

まず、どの製品においても慣れれば本当に使いやすいです。

見やすいアイコンで統一されたレイアウトですので、直感的に操作が出来ますしバックアップも簡単に取れます。

私の場合ですが、先に弥生の青色申告を導入して操作に慣れた頃に弥生販売を導入したので、比較的楽に初期設定から運用までを済ませることが出来ました。

あとはソフト独特のクセをつかむのにちょっとの間だけ苦労しますが、慣れてしまえばクライアントにメールを送る文章を打っているよりも遥かに短時間で請求書の発行が出来てしまいます。

サードパーティー製のライバル社製品も最近よく見かけますが、そちらの方面に関しては使ったことがないのでここではコメントを控えます。

複数ある販売管理ソフトの中で 弥生販売 を選ぶ一番のメリットを語るとするならば.....、一番売れているソフトですのでユーザーが圧倒的に多いです。

故に分からないことがあってもサポートに連絡する事もなくPC環境のある方ならちょっとググれば解決策がすぐに見つかるかと。

それでも解決出来なければ知恵袋等で質問されれば、ユーザーが多いメリットでプロフェッショナルな方からの早期返信も充分期待出来ます。

なので、つまずいた時に一番早く問題を解決できる可能性が高い事も選択肢の一つになると思います。

 

弥生の年間サポートは入るべき??

弥生販売の導入に際し、メリットばかりお伝えしてきましたが、メリットばかりではないです。

唯一、私が感じるデメリットと言えば、年間のサポート料くらいでしょうか?。

この手のソフトは買って終わりではないのです。

導入時に数万円の資金を投資して終わりだったらいいのですが、弥生製品全てに共通して あんしん保守サポート という年間契約の有料プランがあり、このサポートを受けるか受けないかで待遇がかなり変わってきます。

仮にサポートを受けた場合、購入した金額の2/3程度のサポート料金が毎年発生します。

これは、購入した直後にサポートを受けるか受けないかを選択できますので慎重に決定する必要があります。

そのサポート料金......案外ジャブのように後々効いてしまい、結果経費を圧迫するんですよ.....。

 

サポートを受けた場合のメリット

  • 毎年のバージョンアップに無償で対応してくれる
  • 法令改正にもすぐに対応
  • 高額のサポートプランになると電話・メールでサポートしてくれる。

 

サポートを受けなかった場合のデメリット

サポートを受けなかった場合のデメリットは、上記に上げた3つのメリットの全て正反対の事なんですが、一番のデメリットは  法令改正に対応出来ない  事だと思います。

例えば消費税が上がった場合などは、サポートを受けていないと消費税設定を8%から10%に変更出来ません

度サポートを切らした場合、税制改正に対応出来ないのはご理解頂けたと思いますが、では、サポートに入らなかった後に実際に税制改正を迎えて弥生製品を使い続けるといった場合どうするかと言いますと、なんと.....

 

別途新品を買い直さなければなりません!

 

いろいろネットで調べてみると、弥生製品のユーザー離れの一番の原因がこれに当たるようですよ(私個人の見解です)。

ただし、新品を買い直した場合、今まで使ってきた旧製品からのデータのバックアップは出来ますのでそこはご安心下さい!。

別の選択肢として新たに他社製品に乗り換えて別の販売管理ソフトを買い直すとなると、他社製品故に当然データコンバートが出来ませんので今まで蓄積した弥生のデータをコンバートする事は出来ません。

消費税の税率くらいユーザーに勝手に設定させてくれよ!って話ですよね。うちの税理士さんも呆れてました。

ま、この辺は企業の戦略でしょう。だから弥生は国内でトップシェアを獲得するに至るまで会社を大きくできたのでしょう。

という訳で、税制改正に即座に対応するためには、バカ高い年間サポート料を払い続けなければなりません。

但し......、直近の大きな税制改正は、平成29年4月に延期した消費増税くらいでしょうから、今買っておけば既に対策がなされているバージョンを購入できると思われます(安倍さんが変な気を起こさない限りです。保証は出来ませんのであしからず....)。

 

サポート料金

 

製品名 セルフプラン/年 ベーシッププラン/年 トータルプラン/年

弥生会計スタンダード

弥生販売スタンダード

29,920円 37,950円 48,400円
弥生会計プロフェッショナル

弥生販売プロフェッショナル

弥生給与

39,710円 49,720円 66,000円

※価格は税込(10%)です(2020年1月現在)

 

ん~、結構お高いですよね~。

因みに私は現在セルフプランでサポートを受けています。

何故なら当時、平成28年4月からの消費増税が決定していたからに過ぎません。

結果、消費増税は先送りとなりましたので、無駄なサポート料を2年間払い続けた事になりますね....。

このセルフプラン、サポート料金の中では一番高安いのですが、この安いプラン最大のデメリットは 電話・メールによるサポートを一切受けられません

なので、問題が生じても全て自分で解決しなければならないのです。

社内にPC系に強い社員さんが一人でも居ればいいですが、それ以外の方でソフトやPC系の操作に自信が無いと思われる方は最低でもベーシックプランに入っておいたほうが良いかも知れません。

私はこの2年間、必死自力で頑張ってきました。そんな時にgoogle先生がきっと強い見方になってくれます!!。

近々、大幅な税制改正も行われる状況では無い場合、いっそのことサポートを切ってしまい、次の税制改正のタイミングで買い直すというのも一つの手段かもしれません。

税理士さんにアドバイスされて来年から私もそうしようと思っています。

 

 

 

まとめ

中小企業または個人事業者にとって40,000円を超えるPCソフトの導入ともなればちょっと構えてしまいますよね。

当方は個人事業ですが、売上の95%が売掛処理で年々顧客も増え続けていく中、自分で作ったEXCEL帳票での管理に限界を感じての導入でした。

しかしながら、一度導入して操作に慣れてさえしまえば月末の処理のスピードと正確性には充分に満足される事と思います。

間違った金額の請求書を送ること自体が今の世の中の会社間取引ではタブーとされていますから、尚のことでしょう....いや、今の世の中と言わず昔からですね.....なにせ請求書ですから。

間違った取引ばかりでは顧客からの信用を失ってしまいます。

これを操作するのは、恐らく経理担当者の方が多く経営者のかた自らが操作に携わる事は少ないかも知れませんが、是非経営者さんもPCのソフトの操作には慣れておいたほうがいいかと思います。

経理任せと言わず使ってみれば費用対効果を実感出来るかと思います。

自らが使わずして従業員に教えられる訳がありません。

事業規模50人以上の組織化された企業なら分業されていて当たり前ですが、個人事業~10人前後の事業所・企業さんの場合、経営者さん自らが経理をされているところも少なくない筈です。

正直、これがあれば経理担当者を雇わなくても行けるのではないか.....と。

業種によっても違うと思いますので何とも言えませんが....。

高いソフトですけれど、優秀なソフトですので是非お薦めします!!

サポートは、慎重に考えてご判断下さいね。

 

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