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個人事業ノウハウ(サイト内リンク集)
このブログでは、個人事業の開業に至るまでの様々なノウハウを紹介しています。
過去に掲載した記事も含めてご参照頂ければと思いサイト内にリンクを張っています。
よろしければ参考にしてください。
サイト内リンク(当サイト内にリンクしています)
■【個人事業】サラリーマンから独立 法人と個人どちらで起業すべき?
■【個人事業】開業に必要なものは...金?計画性?人?それとも.....
■【個人事業】利益を出すための損益計算書の仕組みを理解する!
はじめに
年間売上高の比較的少ない個人事業主にとって、日々の現金収入は自分の生活を守る大切な収入源のひとつです。
最近でこそ通販のオンライン決済などでのクレジットカード決済が当たり前になったのを皮切りに、電子マネーや携帯・スマホでの決済も当たり前の時代となりました。これって10年前には考えられなかったですね。
今回のエントリーでは、個人事業主や中小企業、または法人企業でも比較的規模の小さい実店舗向けのカード決済方法の一つ
「楽天PAY」 について書きたいと思います。
楽天PAYは実店舗のある業態でのみ運用が可能です。
楽天PAYとは
楽天PAYとは、楽天が運営するカード決済サービスです。
以前は 「楽天スマートPAY」という名称でしたが、2016年秋に 「楽天PAY」 に名称が変更になりました。
名称が変更になった理由の一つとして、以前は実態のあるクレジットカードの決済のみのサービスだったのが、事前に会員登録してある楽天PAY会員であれば、クレジットカードを持ち歩かなくてもスマホひとつだけで決済が出来るようになりました。その新サービス運用に合わせて名称も変更されたようです。
私も個人事業を立ち上げた2014年からこのサービスのメリットに気づき、開業から半年後に導入しましたが、2年間運用した現在でもその恩恵に預かるところです。
その楽天PAYの導入のメリットに迫りたいと思います。
楽天PAYへのリンクはこちらです。
楽天PAY【カード決済】の特徴
個人事業者などの小規模店舗運営者であっても気軽に導入できるサービス 「楽天PAY」。
加入する際の煩わしい手数料や年会費、月額使用料なども無料です。但し、運用に当たって使用するカードリーダーや携帯端末(iphone、Android端末も可)などのハード面は自己負担になります。
但し、通常¥9,800するカードリーダーですが、キャンペーン等を上手に利用すれば全額キャッシュバックが受けられますので、カードリーダーについては事実上 ¥ゼロ で購入できます。
必要なものを下記にまとめました。
- 決済端末(iPhone、Android端末、iPad、iPod touch、)※1
- カードリーダー(実質無料)
- Wi-fi環境
- PCとプリンター もしくは 楽天PAY専用プリンタ ※2
※1
- iPhoneについては、docomo、au、Softbank全キャリアで使用可能です。(iOS8.0以上)iPadは初代のみ非対応。
- Androidも全キャリアOKです。(Android 4.3〜6.0)
利用可能な端末機種チェックはこちらです。
※2については、絶対に必要という訳ではないのですが、カード決済後に利用明細をプリントアウトしてお客様に渡す為に使用します。
これについては慎重に検討しなければなりませんので下記にその方法とメリット・デメリットをまとめます。
カード決済時の利用明細を渡す方法
A、メールで送信する
▼メリット
カードリーダー以外のランニングコストが掛かりません。
メリットはそれだけです(こちら側の都合)。
▼デメリット
●決済終了後にお客様自身でこちら側が決済に使用している端末にメールアドレスを打ち込んでもらうという作業をお願いしなければなりません。 急いでいるときにはクレームをもらいかねませんね。
●メールサーバの状況により、メールが届くまでの時間にラグがある。万が一、決済が終了してお客様がお店を出られた後にメールが届いていなという事態になった場合、ちょっと厄介です。
B、既存のPCにメール送信してローカルプリンタで明細を出力する
▼メリット
●既存のハードを使用するので、導入コストは掛かりません(プリントアウトにA4用紙を1枚使用)。
▼デメリット
●Aの方法同様に、メール受信までにラグがある。最悪の場合、明細出力のために5分ほどお客様を待たせる事がある(経験あり)。
●A4用紙のランニングコストが掛かる
●カード決済の為に、お客様にA4用紙を持たせなければならない(荷物がかさばる)。
C、専用プリンタを使用する
▼メリット
●Bluetoothで端末と自動接続するので、決済後の明細出力までがスピーディー。お客様をお待たせしない。
▼デメリット
●何と言っても導入コストが掛かる(¥28,000- 税込・送料込)。
●専用感熱ロール紙のランニングコストが掛かる。
●決済端末とBluetoothで通信するので充電池の持ちが悪い。
という訳で、明細出力についてそれぞれのメリットとデメリットをあげてみました。
中には面倒くさいという理由かどうかは知りませんが、明細をお渡ししない悪質店舗もあるそうです。
カード決済は 【加盟店⇔顧客】 【加盟店⇔楽天⇔クレジットカード会社】 との信用取引ですから、上記の行為は絶対にやっては駄目です!。
最悪、取引停止になる恐れもありますし。
お客様から加盟店に対しての信用低下が売上・リピーターの低下にも繋がりかねません。
安易に考えず、この件についてはしっかり考えて決断したほうが良いと思います。
楽天PAY【アプリ決済】について
今まで説明したのが、楽天PAYの【カード決済】についてです。
実は、楽天PAYはカード決済の他に 「アプリ決済」 が可能です。
但し、アプリ決済の場合は、お客様が事前に「楽天PAY」のアプリにカード情報を登録した状態でないと決済が出来ません。
アプリ決済は先程説明した明細書のプリントアウトなどの煩わしい作業は必要ありません。
利用履歴がアプリ側(お客様の端末)に保存されるので、取引は楽だと思います。
しかしながら、アプリ決済は2016年の秋に始まったばかりのサービスですので、未だ未だ普及していないのが現状です。
クレジットカード1枚しか持っていないお客様にでも対応出来る様にプリンター等の環境を整えておかないと、楽天PAYを導入する意味は無いと思います。
QRPAY セルフPAYの詳細ページはこちらです
申し込み
【一次審査】
楽天PAYの申し込みには楽天からの審査が必要です。
特に、申し込む事業主本人がブラックなどで無い場合は、比較的通りやすいのではないかと思います。
【二次審査】
クレジットーカード会社からの審査があります。
JCB、VISA、MASTER CARD、AMEX、Diners Club、DISCOVER、楽天カードからの審査になります。
VISA、MASTER、楽天カードは比較的審査が通りやすいようですが、JCBや外資系クレカは非常に審査が厳しいようです。
憶測ですが、取引先がクレジットカード会社ですから一度審査に落ちたカード会社は再審査は難しいのではないか?と思います。
楽天PAYの申し込みはこちらです。
手数料
■カード決済手数料
店舗でクレジットカード決済をした場合、その売上からカード会社に対して決められた手数料を払わなければなりません。
楽天PAYの場合は、カード決済で売上が立った後に 楽天PAY に対して入金依頼をする際、その振込時に所定の手数料と振込手数料が差し引かれて自分の口座に入金されます。
手数料は下記の通りです。
◉楽天PAY、楽天カード、VISA、Maeter Card、AMERICAN EXPRESS
3.24%
◉JCB、Diners Club、DISCOVER
3.74%
■振込手数料
クレジットカードで決済した売上を入金以来すると、翌日には自分の口座でスピード入金。翌日入金は業界最速です。
振込手数料として
一律210円
の手数料が差し引かれます。
カード決済1件に対して毎回入金依頼をすると、その都度振込手数料が引かれてしまうので、私は月末に入金依頼を出して月初に振り込まれるようにしています。こうすることで1ヶ月で振込手数料は210円しか掛からなくて済みます。
まとめ
という訳で、今回は楽天PAYについて記事にしてみました。
クレジットカード決済導入の最大のメリットは、チャンスロスを無くすことだと思っています。
自身が事業を通して提供しているサービスに対し、お客様がそのサービスを利用したいと思っていても持ち合わせが無かった場合、店舗にクレジットカード決済のシステムを導入していて、その事実をしっかりと告知出来ていれば、お客様は安心してそのカード決済サービスを利用して私たちの店舗の売上に貢献してくれるはずです。
カード手数料こそ差し引かれてしまいますが、商売の基本は、まず売上を上げることを考えなければなりません。業界最安の3.24〜3.74%の手数料は許容範囲内だと思わなければなりません。
以上、ご検討してみてはいかがでしょうか。
それでは。